2012年3月22日木曜日

インサイダー情報を提供した犯人を公表しなくて良いのだろうか?

証券取引等監視委員会は情報を提供した犯人を公表しない方針のようです。

記事によると

  • 野村證券社員が国際石油開発帝石の公募増資の情報を顧客である中央三井アセット信託銀行に提供
    • 野村證券の担当者が中央三井アセット信託の運用担当者に「株が出てきますよ」という趣旨の情報を流した
    • 公募増資の主幹事は野村証券、ゴールドマン・サックス、みずほ証券、JPモルガンの4社
    • 証券取引等監視委員会は、証券会社名を公表しない
      • その社員や証券会社がインサイダー取引のような違法行為によって利得を得ていない場合は社名を明かさない
という事らしい。


証券取引等監視委員会は野村證券がこのインサイダー取引で利益を得ていないから公表しないというが、顧客に有利な情報を提供したという事は、顧客を引き止める為、また拡大させる為の行為だったのではないだろうか?

そう考えると情報を提供することで利益を得ていることになる。

証券取引等監視委員会は野村證券の行為を公表するべきではないだろうか。


記事

野村証券社員が情報を提供、中央三井アセットのインサイダーで REUTERS

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