2012年3月5日月曜日

ギリシャに今、4つの陰謀論が広がっているそうです。

いつも世の中が暗くなってくると他人のせいにしたがるのはどの国も変わらない。

記事によると
  • 暴動は市民の注意を議事堂からそらすために政府側が仕組んだものだという説
    • 背景
      • アテネ市内で大規模デモが起きた日にEUやIMFによる金融支援の前提になる追加の財政緊縮案を可決
    • ギリシャ国内で噂が広がっている
      • 「その証拠に暴徒がはいていたブーツがギリシャの警察官と同じものだった」という人もいる
  • ドイツがギリシャに財政緊縮策を求める本当の狙いは、ギリシャの賃金を下げさせ、ドイツ企業が投資しやすくする為だという説
    • 背景
      • ドイツが自国同様にギリシャにも労働市場改革で賃金抑制が必要だと指摘
    • 反ドイツ感情が強まっている為にギリシャ国民にはそう思うのだろう
  • 米国がギリシャの近海に埋蔵されている天然ガスを狙っており、困窮したギリシャにいずれ進出してくるという説
  • トルコがいずれギリシャに攻め入る機会をうかがっており、戦争は避けられないという説
という事らしい。


また、過去日本でもバブル崩壊後の最悪期に不良債権処理は外資陰謀論が流れた事にも言及。

確かに、そんな噂が流れたし、2000年始めにはハゲタカなど強調された時期もあった。

日本が外国資本が入ってこなくても国内の貯蓄があったから外資排斥してもさほど問題は無かったがギリシャは違う。

このまま、自分達の苦境は他人のせいだなどと負け犬根性が広がるとまたEU危機が広がってしまう。


記事

ギリシャで広がる4つの陰謀論  編集委員 藤井彰夫+ 日経新聞

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