2012年2月3日金曜日

メタンハイドレートの日本での試掘りが始まる

原油がイラン経済封鎖や各地の事情が絡んで輸入が不安定になっている今、日本にとって重要なエネルギーになりうる資源。
メタンハイドレート (JOGMECより)
記事では
  • 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)がメタンハイドレートの海洋産出試験に着手 (世界初)
    • 堀削場所は愛知県渥美半島沖
    • 来年1-3月の産出を目指す
    • 経済産業省の委託事業として2001年度から始まったメタンハイドレート開発計画の第2段階
という事らしい。

今回の堀削は商業生産ではなく、調査段階の試験作業らしい。(JOGMEC)
だから、試験が終わったら機器を撤収することになるし、予定でもそうなっている。

日本は漁業関係者の利権が強いので、地元の漁業関係者に配慮した措置かもしれない。

プレス資料を見てみると、既にカナダで陸上だがメタンハイドレートの堀削試験が行われているらしい。
減圧法 (JOGMECより)
今回はこの減圧法を用いて試掘りを行うことになる。
この方法は既にカナダで成功しているようです。 (ただし、陸上試験)

減圧の際に抜き取った水の処理方法(水質汚染になるか?)が気になるところだが、日本独自のエネルギー資源開発の為、頑張って欲しい。

記事
メタンハイドレート、今月中旬掘削=愛知沖、深海底で世界初 時事ドットコム


参照ページ
メタンハイドレート海洋産出試験の開始について 石油天然ガス・金属鉱物資源機構
メタンハイドレート海洋産出試験プレス説明会資料 石油天然ガス・金属鉱物資源機構

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