記事によると
季節調整済み世帯借入残高 (FRBより) |
- 2012年2月7日にFRBが世帯借入残高(住宅ローンを除く)を発表
- 2011年12月は9.3%増 (季節調整済み年率)
- 主として学生ローンの増加 (オバマ大統領の施策のお陰?)
- 自動車ローンとクレジットカードローンも増加
- 2011年11月は9.9%増 (季節調整済み年率)
- 2001年末以来、最大の2カ月連続の大幅増加
- 2001年当時は9月11日の米同時テロ事件を受けて自動車メーカーがゼロ金利のローンを打ち出していた
- 消費者の借り入れ能力と意欲が盛り返したことを示す
- 消費者の借り入れは、2008年の危機以降、融資条件の厳格化、家計の重債務、失業の増加の中で急減していた
- 一部の銀行は、消費者ローンの条件を緩和している
- 所得の伸びが支出のそれを下回っている現状で、消費者たちは日常必需品や年末の休暇費用支払いのため、借金せざるを得なかったのかもしれない
- バークレイズ・キャピタル社のエコノミスト、トロイ・デービッグ氏
- 「今回の統計は、景気回復の正常なダイナミックスが定着しつつあることを示す」
- 「それは消費支出の観点でキーポイントになる。消費者たちが再び外出して大口商品の購入意欲をみせることを示唆するものだ」
- 最新統計をみると、長く続いた家計の債務削減プロセスが最終段階に入ったとの希望の光がみえる (だから借金返済していた金が消費に回る)
- 自動車ローン急増
- 自動車販売台数が増加
- 2011年第4四半期のGDP伸び率を年率2.8%に押し上げる一因
- 借り入れには地域的なばらつきがある
- ネバダ州は依然として新たな借り入れをしていない (住宅バブル崩壊地域)
- それ以外の地域は借り入れ始めている
- マッキンゼー・グローバル・インスティチュート
- 住宅ローン約2540億ドルがなお抵当流れに向かっており、家計の債務圧縮は2013年半ばまで完了しないと予想
アメリカの住宅債務の整理が順調に行われているようです。
最近のアメリカの経済統計が好転しているので、銀行の貸し出し基準も緩和されているのではないでしょうか。
現在、アメリカの貸出金利はFRBのお金ジャブジャブ政策のお陰で低く抑えられ、消費をやっと刺激し始めたようです。
日本はこの段階で金利を上げて、経済が失速しましたがバーナンキFRB議長は当面低金利を維持するといっているので、日本のような失敗はしないでしょう。
記事
昨年末の米国世帯借入残高が急増 信用に雪解けの兆し WSJ
参照ページ
Consumer Credit - G.19 FRB
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