記事によると
- 経営大学院を卒業して間もない新人投資銀行家の一部で、不眠症やアルコール依存症、動悸、摂食障害、激情的な怒りといった症状がみられることを発見
- 南カリフォルニア大学の研究者が20人余りを10年間観察
(業界には約26万7000人いるがサンプル数が少ない) - 調査結果
- 最初の2年間はバンカーたちは週平均80-120時間の勤務にもかかわらず、引き続き熱意を持ち精力的だった
- バンカーたちは、だいたい朝6時に出社し、真夜中に退社
- 4年目までにはバンカーの多くはひどい状態になっていた
- 一部は睡眠不足で、仕事を仕上げるのに肉体的な限界を指摘
- アレルギーを起こしたり、薬物依存に陥っていた
- 炎症性腸疾患や乾癬、関節リウマチや甲状腺疾患といった慢性的症状の診断を受ける者もいた
- 6年目までには、調査の参加者は30代半ばに達し、2つのグループに分かれていた
- 60%が引き続き肉体の限界と戦っていた
- 40%は健康を優先する決心をして、睡眠や運動、食事に一層の注意を払うとともに、仕事時間を制限した
- バンカーの約5分の1は業界を去った
- 経験者の話
- 元ソロモン・ブラザースのディレクター
- マネジャーたちが新人を疲れ果てるまで働かせることがいかに頻繁にあったかを思い出す
- 元JPモルガン・チェースのマネージングディレクター
- 若手社員たちが数年のうちに30-40ポンド(約13.6-18.1キロ)体重が増えるのを目の当たりにしていた
- メリルリンチに勤めていたとき
- あるマネージングディレクターが運転手に、エアコンが壊れているにもかかわらずエアコンをつけるように命じ、自動車が燃え上がったことがあった
- その後、運転手を解雇するよう要求
- 米金融業界で働く人々の相談を専門とする臨床心理学者アルデン・カス氏
- バンカーたちは激務から、極度の疲労や精神的な問題を抱えるリスクが高い
- 10年前26人の株式ブローカーを対象に研究
- 約4分の1が病的水準と言える鬱状態にあることが判明
- 一般の人々に比べて3倍以上の水準
- 当時は景気が良くバンカーの報酬水準も高かった
- 訪れる人々は以前に増して不安を感じるとともに、神経が張り詰めているようにみえる
- 仕事が個人的関係に影響するようになって初めて助けを求める例が大半
- 処方薬依存症になっている者もいる
- 一部には自殺を考える人もいる
何かシステムエンジニアの話のように聞こえる。
プレッシャーが大きい業界はどこも同じか。
記事
高ストレスに悩む投資銀行家たち 報酬とのトレードオフ? WSJ
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