2012年2月6日月曜日

フェイスブック株はチキンレースやババ抜きのような物ということか。


記事はフェイスブックの株を買うべきかというお話
  • フェイスブックの月間アクティブ・ユーザー数
    • 2010年末:6億800万人
    • 2011年末:8億4500万人
    • 10年後には220億人 (今の世界推計人口の3倍)
      (つまりこのペースでユーザ数を増やすことは不可能)
  • チャールズ・リー氏曰く ( スタンフォード大学ビジネススクールの会計学教授 )
    • 「 このような企業の将来のキャッシュフローを予想するのは、クオンツ投資の専門家にとっても、とてつもなく難しいことだ 」
    • 「2、3年以上先は、まったく予測がつかない」
  • フェイスブックのIPO価格が想定の上限に達すれば、時価総額1000億ドル
  • ジェイ・リター教授曰く ( フロリダ大学でファイナンスを教えるIPO専門家 )
    • 「フェイスブックは基本的にグーグルと同じ道をたどっている。(そうした仮定自体は)妥当なシナリオだ」
    • 「現在の企業価値が非常に高いため、今後の上昇余地は限られる」
    • 現在のグーグルと同じ売上規模まで成長すると仮定
      • グーグルの年間売上高は約400億ドル、純利益は約100億ドル
      • フェイスブックは今後10年で、およそ10倍に成長する必要がある
      • 年平均26%程度の成長率
    • 現在のグーグルと同じ時価総額まで成長すると仮定
      • 現在のグーグルの時価総額は1900億ドル
      • 10年で1000億ドルから1900億ドルまで90%膨らむと仮定
      • 毎年6.8%成長が必要
という事らしい。

フェイスブックはチキンレースやババ抜きのような物ということか。
上昇する限りはチキンレース。
下落局面はババ抜き。
IPO直後からババ抜きになる可能性もある。

ちなみに記事中に何度もでてくるサンクトペテルブルクのパラドックスとは
  • ダニエル・ベルヌーイが発表
  • ルール
    • 1枚のコインを表が出るまで投げるゲーム
    • 表が出たら、ゲームの参加者は賞金を受け取ってゲームは終了
    • コインを投げるごとに賞金は倍増
    • このゲームに参加するのに、いくら払うか?
  • 例)1回目の賞金100円の場合 (端数四捨五入)
    • 1回目:100円 (50%)
    • 2回目:200円 (25%)
    • 3回目:400円 (12.5%)
    • 4回目:800円 (6.25%)
    • 5回目:1,600円 (3.13%)
    • 10回目:51,200円 (0.0977%)
    • 18回目:13,107,200円 (0.0003815%)
期待値を計算すると無限大になるので、お金があるだけかけた方がよいという事らしい。
ちなみに、宝くじで1等が当たる確率は0.00001%程度。


記事
【コラム】フェイスブックIPOと「サンクトペテルブルクのパラドックス」 WSJ

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