米国で製造業の起業が増えているらしい。

モーサテでも紹介されていたが、アメリカで製造業のベンチャーが増えているらしい。

WSJの記事です。


記事によると

• シリコンバレーでエレクトロニクス製品の起業家が増えている
• ビジネスプラン
1. プロトタイプ作成の資金をアメリカで集める
2. アジアで製品を量産する
3. オンラインで販売する
• 真空調理器「Nomiku」(HP)の例
• 起業家
• エイブ・フェダーマン、リサ・チウ夫妻
• 製品
• 肉と野菜を密閉したビニール袋に入れ、お湯の中で調理するもの
• 価格は359ドル
• 起業の流れ
• 3月 中国の深センでプロトタイプの作り方などを指導するハードウエア・アクセラレーターHaxlr8rの3カ月の研修プログラムに参加
• 6月 キックスターターで資金を集め始める
• 数カ月後には初期の資金集めを終了することを目指している

• 製造業の企業の変化
• プロトタイプを製造するコストの減少
• 3D（3次元）プリンターの出現
• 機材類を援助してくれるインキュベーターの出現
• 中国のような国で製品を製造するための手続きを指南してくれる第三者のサービスの増加
• 少ロット生産が可能になった
• 消費者への販売をネットで直接行うことでコストを抑えることができるようになった
• 在庫や倉庫を抱えなくてすむようになった
• 効率的なアジアからの輸送ルートとネットを介した管理が可能になった為
• キックスターター(HP)やエンジェルリスト(HP)のようなクラウドファンディング(wiki)サイトの出現

という事らしい。

記事ではビジネスプランの所がちょっと説明不足。
推測だが、

1. 商品のアイデアを作成
2. アメリカで商品実現の為の資金を集める
3. プロトタイプを作成しながら、商品化できる製品を開発
4. アウトソーシングを活用して、中国での製造を行う
5. アウトソーシングを活用して、流通の手配を行う
6. ネットを通じて、受注販売を行う

という流れではないだろうか。

資金調達は、プロトタイプの作成、製造の2段階になるかもしれない。

しかし、一番の問題は中国での製造。

数ヶ月もしない内に、偽物が欧州やアジア地域で販売されているという事が起こりかねない。

マイコンなど埋め込まれていれば、その部品だけ別の会社で作成し、仕入れ数と製造数の管理を行えば、偽者が作られているか監視をすることが出来る。

しかし、単純に金型から部品を作って、組み立てるだけでは偽物が簡単に作られてしまう。

そこが問題になってくると思われる。



記事
米シリコンバレーで増える民生電機の新興メーカー 最新テクとネットによる起業コスト低減で    WSJ

参照ページ
NOMIKU