Gartnerが発表したレポートについてのCOMPUTERWORLDの記事です。
記事によると
- 2012年8月16日 Gartnerはクラウド・コンピューティングは、ハイプ・サイクルにおける「幻滅期」に入りつつあるとの見解を示した
- 「先進テクノロジーのハイプ・サイクル(wiki)」の2012年版とそれを解説したスペシャル・レポートを発表
- クラウド・コンピューティングについて
- まだ非常によく目にする、盛んにもてはやされている言葉
- 現時点では、『過度な期待のピーク期』(ハイプ曲線のピーク部分)を明らかに越えている
- 食傷や幻滅の兆候(例えば、非常に話題を呼んだ障害など)が見られる
- 「クラウド・コンピューティングを巡る動きは、予想されていたよりも鈍いと思う。クラウドは、長い間活発に語られてきたが、ハイプ曲線に沿った動きとしてはあまり速くなく、現在は幻滅期に移ろうとしている」
(Gartnerリサーチ担当副社長Hung LeHong氏) - 今後に期待できる“ティッピング・ポイント(wisdom)技術”
- HTML5 (wiki)
- 機械間通信(M2M) (日刊工業新聞)
- インメモリ・データベース (wiki)
- 各種の決済
- 「われわれは、NFC(近距離無線通信)決済などの決済技術を大きく取り上げている。これらは、ハイプ曲線のピークを越え始めたばかりだ」
「NFCは、私が注目しようとしているティッピング・ポイント技術の1つだ。この技術は顧客に幅広い影響を与える可能性がある」
「NFCは大きな将来性を持つが、課題も大きい。そのために、否定的な評価も招いている。だが、この技術で何ができるかが間もなく理解されるようになるだろう」
(前出LeHong氏) - ビッグ・データ (wiki)
- 「もう1つ非常に興味深いのがビッグ・データとアナリティクスだ。今、盛んに宣伝されているが、大きな可能性を秘めているのは確かだ。企業はこの技術により、以前は処理できなかった非構造化情報を処理できる。しかも、きわめて高速な処理が可能だ。これらのメリットは、意思決定の向上に役立つ」
(前出LeHong氏)
という事らしい。
2011年ハイプ曲線 (ガートナーより) |
2012年ハイプ曲線 (ガートナーより) |
この分野は廃れることは無いと思われるので、その内、劣悪なサービーサーは撤退して、比較的優良な企業が生き残るでしょう。
法律適用の問題や通信速度、信頼性、為替変動の問題から海外の参入が難しいようですが、恐らくはコストの安い海外のサービスが主流になると思われます。
私一押しのインメモリデーターベースは幻滅期の底辺に近づいていますが、これから益々搭載できるメモリー容量が増えまた、メモリー単価が安くなるので利用できる機会が増えると思われます。
記事
クラウドは「幻滅期」に入り需要も想定より鈍い――ガートナーが2012年版ハイプ・サイクルで指摘 COMPUTERWORLD
参照ページ
Gartner's 2012 Hype Cycle for Emerging Technologies Identifies "Tipping Point" Technologies That Will Unlock Long-Awaited Technology Scenarios Gartner
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