2012年8月9日木曜日

米国雇用統計の仕組みをメモ。

忘れないようにアメリカの雇用統計の仕組みについてメモ。


記事によると

  • アメリカ雇用統計
    • 雇用者数
      • 調査は企業からのアンケート調査(エスタブリッシュメント・サーベイ)がベース
      • 人ではなく仕事の総数を集計
        • 1人の人が2つの仕事を持っている場合、2つに数える
    • 失業率
      • 個人の家庭を対象に調査
      • 算出方法
        • 現在失業中で職があればすぐ働くことが可能なことに加え、過去4週間にわたり活発に求職活動をしていた人間の数をベースに算出
        • 「失業者」の数を労働力人口の全体数で割ったもの
      • 「活発な求職活動」の定義
        • 会社に求職を打診
        • 公的就職支援機関、就職センター、友人らに職の紹介を依頼
        • 履歴書や就職申請書の送付
        • 求人広告に応募
      • 失業者から離脱者が増えると失業率は下がる
    • 2つの統計の関係について
      • 大半の場合、2つの調査の方向性は一致する
      • 季節要因が大きく働くような月は逆方向を示すことも珍しくない
    • 「U‐6」と呼ばれる広義の失業率
      • 算出方法
        • 狭義の失業者に加え、「疑似失業者」を含んだ率
      • 「疑似失業者」の定義
        • 現在職がなく求職活動もしていないが、職にありつく希望を表明し、最近求職活動をしたことがある人
        • 正社員になりたくてもなれないため、パート従業員で妥協している人たち
    • 就労人口
      • 算出方法
        • 事業所の調査で算定されない形態の労働者を差し引き、その後、複数の仕事を持っている人を加える
      • 事業所の調査で算定されない形態の労働者とは
        • 非法人の自営業者、家族の無給従業員や農場労働者、そして雇用されているが無給の人など

参照ページ
米国の7月失業率はなぜ上がったか WSJ
今週の数字:7月の米就業者数は本当に19万5000人減少したのか? WSJ

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