という事で、調べてみったー。
記事によると
- 2012年8月8日 JTは「マイルドセブン」の名称を「メビウス」に変更すると発表
- 国内は2013年2月から、海外は今後1年で順次変更
- 「マイルドセブン」は販売本数世界5位の銘柄
- マイルドという表記がEUの主要国で使用できないので、同国で販売されていない
- 「メビウス」の意味
- マイルドセブンと、進化を意味する英単語のエボリューションなどに含まれるアルファベットを組み合わせた造語
- 変更する理由
- 商品名に「マイルド」という言葉を使用しない事で海外で販売できる地域ができる
- 国内はたばこ離れで市場拡大が期待できない
- 海外での成長を優先
タバコの名称についての規制を調べてみると
- 2003年6月13日 WHOがタバコの商品名の指針を発表
- 商品名について
- 「ライトやマイルドなど、(健康被害が少ないかのような)誤解を与える商品名は禁止されるべきだ」
- WHOの指針の影響力
- 条約発効後の国内法整備をにらんで作成された指針に強制力はない
- 反タバコのNGOの武器となる
- 2009年6月11日 アメリカ上院でタバコ規制法案が通過
- 商品名について
- 「マイルド」や「ライト」「低タール」といった健康被害が軽減されるかのような表示も禁止
- 2007年1月1日より香港でタバコのパッケージに「マイルド」や「ライト」等、誤解を招く表現の使用を禁止
- 2008年10月29日 リョウ・ティオンライ保健相はWHOの「たばこ規制に関する枠組み条約(FCTC)」に準ずる規制を国内で導入すると発表
- 「マイルド」など特定表現のブランド名への利用禁止などの措置を、2009年6月までかけて順次導入
- 2001年6月31日 カナダのアラン・ロック保健相はたばこの箱に「ライト」や「マイルド」などの表記をしないよう同国のたばこ会社各社に指導する方針を発表
- 2001年5月16日 EUの欧州議会は「たばこ規制法」を承認
- 2003年からは一見健康に良いかのような印象を受けかねない「ライト」や「マイルド」などの文句の使用が禁止
商品名変更は、愛着ある人が離れて行ったり、商品の認知度が下がる為、よほどのことが無い限り行わない。
しかし、この影響の販売減より規制されていた国で販売できるようになる事でその影響以上の販売増が見込めるという判断なのだろう。
ネットでは批判的な意見が多い様だが、企業としては正しい判断。
名称はおそらく各国の商標登録の事情で、「メビウス」という名前になったと思われる。
もっと、「マイルドセブン」に近い名称にしたかったのだろうが、せめてものMで始まる言葉にしたところまでが限界だったか。
記事
JT、マイルドセブン改称 「メビウス」で海外拡販 日経新聞
参照ページ
NewsRelease JT
「マイルド」禁止を要求 WHOがたばこ法で指針 NEWS47
米たばこ規制法成立へ マイルド、ライト表示は禁止 NEWS47
マイルド禁止、たばこ規制にWHO基準[製造] NNA.ASIA
カナダも「マイルド」禁止/EUに続きたばこ規制 四国新聞社
欧州議会「たばこ規制法」承認、「ライト」「マイルド」禁止へ 街の灯
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