植物が海から陸に上がった仕組みが解明されるかもしれない。

海から陸に植物が上がる為に必要な遺伝子の1つが見つかったかもしれないというNationalGeographicの記事です。


記事によると

• 植物が茎葉を作るために必要となる遺伝子をコケ植物の仲間から発見
• 研究機関
• 自然科学研究機構 基礎生物学研究所の長谷部光泰教授ら
• 海洋の植物が陸上化するには茎や葉をうまく作ることが必要
• コケ植物の蘚類の仲間「ヒメツリガネゴケ」から茎葉の形成に係るAPB遺伝子を発見
  

  

  コケ植物セン類ヒメツリガネゴケの茎葉を作る体（茎葉体：左図）と藻類に似た体（原糸体：右図） (基礎生物学研究所より)

• 蘚類は植物が陸上化した初期に他の植物から別れた群
• ヒメツリガネゴケは水中での生活に適した糸状の体（原糸体）と、陸上に適した茎葉体を作る
• APB遺伝子が働かないようにすると、ヒメツリガネゴケには茎葉体ができず、原糸体だけしか作れなかった

という事らしい。

植物が海洋から陸上に移動した説明のNHKの動画(NHK)があった。
これを見ると判りやすい。

海洋からコケやシダが出来て、進化していく。
その最初の為の遺伝子かもしれない。


記事
植物の陸上進化に関わる遺伝子を発見 NationalGeographic

参照ページ
植物の茎葉の起源に迫る遺伝子の発見 基礎生物学研究所
植物の上陸（103秒） NHK