2012年8月8日水曜日

米国でさえ子供を産んだ女性のキャリア形成が難しいと言う話。

女性に限らず、長期間離脱した人が現場に戻るには高いハードルがある。

女性の社会的地位についてうるさいアメリカでさえ、難しいと言う話。

記事によると

  • 米国務省の政策企画本部長に女性として初めて就任人の体験談
    • プリンストン大学 国際政治学者アン=マリー・スローター教授の体験談
    • ヒラリー・クリントン国務長官の実質的なアドバイザーとして活躍
    • 昇進のチャンスを蹴って家族の元に戻る決断をした
    • 理由
      • 大学の公務休暇期間が満了した
      • 「早く子供の元に帰りたくて仕方がなかった」
      • 「政府高官を務めながら10代の2人の息子のニーズに答えることは無理だった」
    • 女性のキャリア形成を阻む要因
      • 柔軟性に欠ける仕事環境
      • 自宅などではなくオフィスで業務すること
      • 長時間労働を良しとする文化
      • 家庭より仕事を優先する姿勢が評価される風潮
      • 出世街道を一度離れると、再び戻るのが困難になる
    • 主要企業における女性取締役の割合 ( 米NPO「国際女性経営幹部協会」2011年調査)
      • アメリカ:20.8%
      • 日本:2%
という事らしい。


資格が必要な仕事であれば、人数あわせや希少性から仕事にありつけるかもしれない。
また、スペシャリティな仕事であれば、需要があれば希少性から復帰できる可能性もある。

男性と女性を比較すれば、女性は妊娠で長期離脱する可能性が高い。
乳母やナニーを雇う経済力があるか、両親に預けることを良しとできる環境があれば職場復帰も可能と思われる。


一番の問題は、長期離脱した人がいて、その人の代わりに人員を補充した場合、もう離脱した人が不必要になることではないだろうか。

どうしてもその人がいなくてはいけないという状況であれば、復帰も出来るだろうが居なくても良いのであれば、無理に復帰してもらう必要も無い。

企業は損得で動くのが原則。
であれば、企業に必要な人材になれば良いだけの話。

全ての人がそんな人になれるとは限らないけどね。


記事
【日本版コラム】「女性のキャリアと家庭の両立は無理」 元米国務省高官が見た現実 WSJ

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