2012年2月20日月曜日

米国の公用語が英語と決まっていないと始めて知った。

衝撃的なタイトルの記事だったのでちょっとびっくり。
wikiで調べてみると確かに公用語はなしになっている。
wikiより
また、各州によって公用語を指定しているようです。
  • 30州が英語を公用語として指定
  • ハワイ州では州憲法によりハワイ語
  • ルイジアナ州とメイン州ではフランス語が行政上の第二言語
  • ニューメキシコ州はスペイン語を非公式な第二公用語としてきた
という事らしいです。
国として公用語を指定しておらず、また州によっては指定してあるところと無いところがあるようです。

おそらくは歴代の政権は英語を公用語にしようとすると人種差別の問題が絡んでくるので避けていたのではないでしょうか。

話を戻して、記事によると
  • 2012年の米大統領選共和党候補の指名を争うロムニー氏やギングリッチ氏が「英語を公用語に」と主張している
  • 西部アリゾナ州サンルイスで、全米の注目を集める「英語裁判」が行われた
    • 市議選に立候補した女性、アレハンドリーナ・カブレラさんの英語能力が低いので職責をまっとう出来ないと候補者失格を求める裁判が行われた
    • 英語能力を調べる為にテストを行った
    • 結果は「サバイバルレベル」
      • 日常生活は何とかなるが、議員活動に必要な水準には遠く及ばないという判断
    • 裁判の結果、候補者名簿から削除が言い渡された
  • 英語の公用化はサミュエル・ハヤカワという日系2世の上院議員の運動
    •  「個々人がバイリンガル(2カ国語を話せる人)であるのは何の問題もないが、国家がそうであっては困る」との主張
    • 1981年、共和党上院議員として英語を公用語にする憲法修正法案を提出するも実現できなたっか
    • ロビー団体「USイングリッシュ」を設立
      • 現在180万人(公称)の会員
  • 英語公用化への意識調査
    • 英語を公用化すべきは87% (世論調査会社ラスムセン2010年調査)
    • 英語を公用化すべきは83% (CNNがインターネット上で行った調査)
      7%が
      「米国は多言語の要求に応えるべきだ」という意見
  • 言語政策について
    • 英国は2010年に欧州以外の移民希望者に対する英語試験を義務化
    • ドイツにも同様の制度ができた
      • メルケル独首相は自国がとってきた移民政策を自省し、キリスト教的な価値観やドイツ語の習得を強く訴えている
という事らしい。

裁判で英語能力が低いという理由で被選挙権を奪うのは民主主義に反すると思うがアリゾナ州はそうではないらしい。

移民の人が公用語を話せないと社会的地位が低くなりがちで、また同じ言葉が話せる人たちと塊り、コミュニケーション不足となり地域の人との軋轢が起こる事が多い。

だから、移民の条件に公用語が話せるという条件は仕方ないかもしれないが、戦争や政争での難民受け入れでは配慮してあげて欲しい。

記事

えっ、アメリカの公用語って英語じゃないの?  Yahooニュース

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