2012年2月16日木曜日

ギリシャ2次支援を延期してもデフォルト回避出来そうです。

ギリシャ国内で反対派が活発に活動している。
デモを行うのはわかるが放火は完全に犯罪。
ギリシャデモ (Bloombergより)
あんなギリシャを救わないといけないとはEU各国も悩ましいところだろう。

記事によると

  • 2012年2月15日EUがギリシャへの支援を一部もしくは全てについて延期を検討
    • 背景
      • ギリシャの政治指導者が支援条件である緊縮措置や改革の実施に十分な決意を示していない
      • 公的債務を2020年までにGDP比120%の水準まで圧縮できるか不透明
    • ドイツ、フィンランド、オランダは支援延期を求めている
      • ドイツは強硬に選挙後まで最終承認すべきではないと主張
    • 提案内容
      • 民間債権者によるギリシャ債務交換を先行して進めることが検討
      • 今後約1週間以内に手続きが開始される見通し
      • 無事に完了すれば、ギリシャは3月20日の145億ユーロの国債償還を乗り切ることが可能
      • 第2次支援1300億ユーロのうちおよそ300億ユーロは、債務交換の参加率を高めるために、民間債権者に振り向けられる
      • ギリシャ銀の資本増強に約300億ユーロの支援が必要
      • 資金の多くはまだ承認されていない
    • 懸案事項
      • 支援を分割して実施することには、民間債権者が債務交換に応じるかどうかが大きな障害
        • 第2次支援の大部分を占めるユーロ圏各国からの金融支援が整わなければ、将来のギリシャ国債償還がデフォルトとなる可能性があるため
        • ギリシャからより明確なコミットメントが得られるであろう選挙後まで、民間の債務交換を含め支援策全体が延期される可能性がある
      • すべて延期となった場合「われわれは3月20日に145億ユーロを支払う必要がある。まさにどぶに捨てるようなものだ」
      • 「第1次支援の未使用分で(3月償還分は)手当てできるため、選挙後の新政権発足まで支援策すべてが延期される可能性がある」

という事らしい。

どうやらギリシャ国内の選挙を様子見するようです。
その為の資金も余裕があるので、結局は先延ばし。

また、EU以外の各国はEU債務危機に怯えながら過さないといけない。
いい迷惑だ。



記事

ギリシャ第2次支援は選挙後へ延期も、デフォルト回避=EU筋 REUTERS

0 件のコメント:

コメントを投稿