昔は武力がパワーバランスを決めていましたが、今は経済の信用力が有利になってきています。

昔は武力がパワーバランスを決めていましたが、今は経済の信用力が有利になってきています。

記事によると

• ギリシャがデフォルトしても影響は限定的という考えた方出てきた
• デフォルトした場合、信用収縮してトリプルA格の国に被害が及ぶ可能性が10-20％程度 (EUのある政府高官)
• トリプルA格の国はドイツ、オランダ、フィンランド
• ギリシャに対して強硬路線を取れるようになった
• イタリア同様に反対派が居ない実務的な内閣を発足させ、選挙を延期するように求めた (ドイツ ヴォルフガング・ショイブレ財務相)
• 「勢力バランスは間違いなく変わった。ギリシャは今、『何があろうとも』救済が実行されるとは限らないことを理解している」 (EUのある外交官)
• 脆弱なユーロ圏諸国はもとより、ECBや欧州委員会、フランス政府を含むデフォルト反対派を狼狽している
• はったりという意見もある
• 債権国は金融支援に署名して影響力を失う前に、最後の機会を利用してギリシャに圧力をかけている (あるファンドマネジャー)
• メルケル独首相はギリシャのデフォルトに反対している

という事らしい。

つまり、資金の最大の拠出国であるドイツが現在はデフォルトに反対しているが、賛成に回ったらさぁ大変。
だから、ギリシャは今の内にドイツの満足する体制と政策決定をしてください。
と、財政的に弱い各国が考えているということでしょうか。

私は以前から言っているようにギリシャなんて切り離してしまえば、良いと考えています。

記事

[FT]はったりか本音か　ギリシャ債務不履行に容認論 日経新聞