トヨタがストに屈して、賃上げに応じたというWSJの記事です。
記事によると
- 2012年10月4日 トヨタはストライキに応じて5.7%の賃上げに合意
- ストライキについて
- 南アフリカ、トヨタのダーバン工場
- 南アフリカ全国金属労働者組合(NUMSA)がストライキを起こした
- ストライキは事前通告していなかった為、同国の法律では違法行為に当る
- ストライキは10月1日から3日までの3日間行ったのち合意
- 南アフリカの製造業で起こった初めての大きなストライキ
- 操業開始は10月5日から
- ストライキの影響は、2428台分 (月平均生産台数の約14%)
- ダーバン工場について
- 乗用車、トラック、ミニバスを製造
- ストライキの背景
- 鉱山で拡大していったストライキが製造業に波及
- マリカナにある英資源大手ロンミンのプラチナ鉱山で6週間におよんだ違法ストライキ(afp)
- ロンミンが賃上げ要求に応じた為、ストライキに効果があるという印象を受けた
- 「あまり多くの収入を得ていない人々は高い燃料費や食糧費に打撃を受けている。だから今や何も失うものがないと考えている」
(アブサ・プライベート・クライアント・マネジメントの投資アナリスト、クリス・ギルモア氏) - 政府は賃金闘争の解決は企業と組合に責任があるとしている
- 南アフリカの経済
- 製造業はGDPの15%
- 自動車メーカーは鉱工業生産の10%
- 政府は世界の大手製造業者に対し、同国をアフリカ大陸への足掛かりとするよう投資を勧めている
- PMIの9月は10年ぶりの低水準
- 設備投資動向は3年ぶりの低水準
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ストライキが起こる背景は、
- インフレで受け取っている賃金では生活が苦しくなってきた
- 他の会社の人の方が多く貰っている (仕事の内容は関係なく)
- 労働環境が劣悪
- 文句を言えば、お金がもらえると思っている
であれば、素直に賃上げに応じるべきだろう。
但し、ルールを守るよう条件を付けて応じるべき。
今回のようにいきなり違法なストライキを起こすのはお互いの為に良くない。
政府の対応もメーカーを誘致しているのに、賃金闘争は違法行為であっても手出ししないと言う姿勢は良くない。
しかし、メーカーも搾取するのではなく、共に成長するという事を考えて、賃金体系を見直すべきだろう。
記事
トヨタ、南ア工場違法ストで賃上げ要求に合意 WSJ
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