2012年10月5日金曜日

映画の独占レンタルにメリットはあるか?

ソニー・ピクチャーズエンタテイメントとTSUTAYAが「アメイジング・スパイダーマン」の独占レンタル契約を結んだことに対して、他のレンタル店が地裁に異議申し立てを行ったという記事です。


記事によると

  • 「アメイジング・スパイダーマン」のレンタルをTSUTAYAだけに異議申し立て
    • 経緯
      • ソニー・ピクチャーズエンタテイメントがTSUTAYAのみに「アメイジング・スパイダーマン」のレンタルする事にした
      • 全国のレンタル店が東京地方裁判所に異議申し立て
という事らしい。


詳しい情報が、TSUTAYAやソニーにも無いのでよく判りませんでした。

そこで、独占レンタルのメリット・デメリットを考えてみました。

ソニー側のメリット・デメリット
  • メリット
    • 独占契約することで金銭的収入が増える可能性がある
    • 独占契約することで作品をレンタル店側で積極的に宣伝してもらえるかもしれない
    • 今後、独占契約が増えてくるとレンタル店同士で争って、契約金が上がるかもしれない
    • 他の作品も取り扱ってもらえるかもしれない (契約があるかは判らない)
    • ソニー作品の特設陳列してもらえるかもしれない (契約があるかは判らない)
  • デメリット
    • 他店が扱わないことで露出が減り、金銭収入が経るかもしれない
    • 他店がソニー作品の取り扱いを縮小するかもしれない
TSUTAYA側のメリット・デメリット
  • メリット
    • 独占契約することで会員を増やせるかもしれない
    • 会員を囲い込むことが出来るかもしれない
    • 他店の会員を奪うことが出来るかもしれない
    • TSUTAYAが無い地域にはTSUTAYAのネットレンタルに誘導できるかもしれない
  • デメリット
    • 支払う金額が増える
    • 他のレンタルチェーンが別作品の独占契約を行うようになるかもしれない
    • それに伴い、競争が発生し、契約金が上昇する可能性がある
    • 反TSUTAYA連合や他のチェーン同士の合従連衡が起こるかもしれない
    • 一部のユーザーから反発されるかもしれない
があると思われる。

ソニー側はちょっとリスクが大きいように思われるが、TSUTAYA側はやったもん勝ちといった感じだろうか。

ユーザーからは利便性が減るので、取り扱い作品ではなくサービスの向上や料金で勝負をして欲しい。


記事
「スパイダーマン」で仮処分申し立て NHK

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