記事によると
- 「ディープブルー(wiki)」がカスパロフに勝ったのはバグのおかげ
- 1997年5月 IBM「ディープブルー」とチェス世界王者カスパロフとの対戦で「ディープブルー」が勝利
- コンピュータとは思えない洗練された一手
- ディープブルーはある駒を犠牲にする一手を打った
- その背後に長期戦に持ち込もうというディープブルーの作戦があるかのように思われた
- ゲーム中に何らかの人間の介入があったのではないか (カスパロフ)
- 守りを固めながら、同時にその後反対の動きをすることを微塵も悟らせないようなもの (グランドマスター ヤセル・セイラワン)
- 実は次の一手を選択できず、単にランダム打った手だった
- 明かしたのはディープブルーの設計に携わった3人の内1人、マーレイ・キャンプベル
(『The Signal and the Noise』に記載) - アルゴリズムの修正中のバグだった
- 6戦したが、「ディープブルー」は1戦毎に同じ間違いを起こさないように修正していた
洗練された1手がバグだとしても、それはあらゆる有効な候補の中からの1手。
全くの不具合と言うわけではない。
ランダムに打った手なら、ルールに合わない手だったり、酷い手になる可能性が高い。
次の1手の評価方法に不具合があって、正確な判断できなかったと言うのが正解だろう。
しかし、人間は意味の無いものに意味づけすることが多い。
深読みだったり、考えすぎと言われる類のもの。
それが在るから、深手を負わないのかもしれないが、好機を逃すこともある。
空城の計もその類。
コンピュータがこの類の心理戦も仕掛けてくるようになると人間は太刀打ちできないだろう。
記事
IBM元開発者「チェス王者にスパコンが勝てたのは、バグのおかげ」 WIRED
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