入場に身分証明書がいる事に気がつかず、受付で免許書など無かったので困った。
最終的にクレジットカードでも良いという事だったので何とか入れた。
以下、内容。
出演者は
でした。
今回の日本訪問の前に、中国の政府関係者と会談したそうです。
その際、中国は日本の右傾化を警戒しているそうです。
アメリカに対しては、尖閣問題に静観して欲しいと要望を伝えられたそうです。
講演の内容について
- 尖閣問題について
- アメリカは日米安保の適用範囲内という認識である
- ドイツで西ベルリンを守りぬいた事からもアメリカは尖閣でも同様に対応する
- イギリスの人(誰だか忘れた)が提案しているように領土は日本だけど、一切開発は行わず環境保護区にすれば良いのでは
- 中国が合意するかはわからない
- 核の傘について
- 日本が核攻撃されたらアメリカは反撃する
- アメリカ人の犠牲者が出るので必ず反撃する
- 日本の核武装について
- 日本の判断に任せる
- 日本が核武装するとNPT(wiki)は破綻する
- 日本が核武装すると世界に悪影響を与える
- 周辺国の軍備強化
- 日本の信用低下など
- 自衛隊の軍隊化について
- 現行の法律の解釈で自衛権を持つことは可能
- 憲法改正は難しいのではないだろうか
- アデン湾への自衛隊派遣のように有事、例えばペルシャ湾などでも自衛隊の貢献を期待する
- 自衛隊が軍隊化しても日米の友好は変わらないだろう
- 脱原発について
- 日本の原発技術は高い
- 原発0にすべきではない
- 中国の原発に貢献できるはず
- 総理大臣の靖国訪問について
- 靖国訪問は周辺国に悪い印象を与えるのですべきではない
- 靖国とは違う慰霊碑などを作って、そこに行く方が良い
- 慰安婦問題について
- 河野談話(wiki)の否定・破棄は悪印象を与えるので、すべきではない
- 官僚について
- 脱官僚ではなく、官僚は専門家なのでうまく使うべき
- 官僚は保守的になりがち
- 外部の人を入れると保守化を防げる
- 大統領選などで日本への言及が無い事について
- 言及が無いのは日本との関係で問題が無い為
- 言及する時は大抵悪い事を言う事が多い
- 日本の右傾化について
- アメリカのメディアでも日本の右傾化が伝えられている
- 日本の兵役義務導入について
- アーミテージ氏はベトナム戦争時、志願して兵になった
- その経験から良いと思う
- しかし、世論が許さないだろう
なにぶん、記憶に頼った内容なので間違っていたら御免なさい。
以下、感想。
靖国問題については、アメリカにも似たようなベトナム戦争戦没者慰霊碑(wiki)があるけど、こちらが全然問題になっていないのはベトナムが問題にしていない為だろうか。
それとも戦犯も合祀している事が問題なのだろうか。
尖閣問題はアメリカ議会が、人がいない島を守る為にアメリカ軍を動かすかはいまいち信用できなかったが、ナイ氏は必ず軍は動くというのでとりあえず信用しよう。
日本の核武装については、会場でも反対の方が多かった。
アメリカが朝鮮戦争で原爆の使用を許可しなかった事からもわかるように、もはや使えない兵器。
なので、わざわざ日本で開発して持つよりは、横須賀に米軍の潜水艦に着てもらいましょう。
佐藤元首相は非核三原則でノーベル平和賞を貰いましたが、裏では米軍の核持込を容認していました。
なので、明言はしなくても密約で米軍と核配備について相談すべき。
慰安婦問題で河野談話を否定・破棄すべきではないというのはちょっと疑問。
日本は今まで譲歩してきたので、韓国に日本は強く言えば譲歩するという誤った認識を与えてしまった。
その為、今回の大統領の竹島上陸も日本訪問時に野田首相に慰安婦問題でなんらかの謝罪の言質を取ろうとしたけど、反応が無かった為に行った行為。
譲歩する相手は共通の価値観がもてる場合に行うべき。
配慮は行っても譲歩は最早すべきではない。
戦争はすべきではないが、始めから選択肢から外せばその分、交渉が不利になる。
外交はパワーゲームなので、相手を思いやってばかりでは負けてしまう。
こういうことを考えていると右傾化していると言われそうだけど、問題を見ないようにすることの方が問題だと考えている。
参照ページ
米国の新アジア戦略~アーミテージ&ナイ白熱討論 日経新聞
外部からの投稿失礼します。
返信削除学生として参加させて頂きました。
講演の感想ですが、春原氏の設問が意図的であり、答えづらかったというのと、アーミテージ先生やナイ先生も含め、なぜ会場の皆様はロシアの動向に注目しないのか(万が一中露間で関係が強化されたらアメリカも危うくなり、反米感情を持つ南米や西アジアも参戦すれば、第三次世界大戦の危険があります。)という疑問が残ります。
さらに言えば、日本の外交力はもちろんのこと、アメリカの外交力にも疑問を感じます。
四人の裸婦という絵があるのですが、あれがまさに日米中露四ヶ国の外交力を表しているように感じられ、日米両国に危機感を抱いております。