海の向こうでは大統領選挙真っ只中。
1回目の大統領選の討論会が行われたようです。
記事によると
- 2012年10月3日 大統領選討論会1回目が行われた
 - 参加者
 - 民主党:オバマ大統領
 - 共和党:ミット・ロムニー
 - 会場
 - デンバー大学
 - 討論内容
 - 最初の1時間には議論された内容
 - 内政
 - エネルギー問題
 - メディケア(高齢者医療保険)
 - 財政赤字など
 - 税政策について
 - ロムニー
 - 「税控除と減税、免税」を廃止したいと主張
 - 自身が掲げる税政策の批判をかわした
 - 「財政赤字の拡大につながるような税計画は採用しない」
 - オバマ
 - ロムニー氏の税制案を批判
 - 財政赤字の拡大になる
 - 連邦プログラムの大幅削減につながる
 - 富裕層優遇
 - 「数学の問題だ、計算すれば分かる」
 - 「雇用拡大につながるものではない」
 - エネルギー政策について
 - オバマ
 - 新たなエネルギー源への投資拡大
 - 風力
 - 太陽エネルギー
 - バイオ燃料
 - ロムニー
 - 「私は石炭を好む」
 - 「石炭業界に関係する人々はあなたの政策によって打ちひしがれるような思いをしている」
 - 財政赤字について
 - オバマ
 - 「裁量的経費の1兆ドル削減に向け、民主・共和両党が協力した」
 - ロムニー
 - 「あなたは大統領を4年間務めている。財政赤字を半分に縮小すると公言していたが、4年経った今、財政赤字は引き続き累計で1兆ドルを超えている」
 - 意見が一致した分野
 - 国内の教育の向上
 - エネルギー生産の拡大
 - 社会保障の大部分については現状維持を望んでいる
 - 共通の狙い
 - 有権者とのつながりを強くする
 - 自身の政策案が経済の素早い押し上げに貢献すると説得する
 - 各候補の狙い
 - ロムニー
 - 勢いを得る
 - オバマ
 - 決定的な誤りを避ける
 - 中間層を守るという同じ主要ポイントを強調する
 
- WSJがネット上で行ったアンケート結果
 - 事実や詳細、数字に関する精通度
 - オバマ大統領:C
 - ロムニー候補:A–
 - 政策的立場の説明・擁護能力
 - オバマ大統領:C
 - ロムニー候補:B+
 - 物腰、演出、態度
 - オバマ大統領:C+
 - ロムニー候補:A-
 - 中心的メッセージのアピール力
 - オバマ大統領:C
 - ロムニー候補:B+
 
オバマ大統領は演説がうまいと前回は評価が高かったが、今回は低いようです。
税政策でオバマ大統領がロムニー氏を追い込めなかったのが敗因でしょうか。
一番責めやすい高所得者優遇や減税では赤字拡大になる事を追及しきれなかったようです。
エネルギー政策ではオバマ大統領はグリーン革命とか前回も言っていましたが、未だに同じようなことを言っているようです。
この4年間で補助金の無駄遣いに終わったことが明白なのに、同じようなことを言ってるだけではまた同じことの繰り返し。
ロムニー氏は既得権益者の石炭業界を引き合いに出してきました。
こちらも時代錯誤もいいとこ。
石炭業界を援護するなら、効率よい施設への投資に対して補助金を出すぐらいしないといけない。
後、現地で取材していた堀潤さんによると
「ロムニー氏の政策を支持する若者達がかなり熱烈に支持していることに少し驚いた」
らしい。
やはり、若年層の失業が問題になっているから、ロムニー氏の経済政策に期待しているのかもしれない。
討論会は後2回ある。
どうなるか楽しみ。
ところで、日本でも同様な討論会を行えば、政治かも鍛えられるだろう。
党首討論のような、かみ合わない議論、一方的な主張だと意味が無いが、公平で自分の意見を言わない司会者を入れてすれば、いい見世物になると思う。
記事
米大統領選討論会、ロムニー候補に軍配=WSJ読者調査 WSJ
米大統領選、第1回テレビ討論会― 税制・財政赤字問題などで激論 WSJ
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