記事によると
- アマゾンの出版事業は軌道にのっていない
- アマゾンの出版物
- 「My Mother Was Nuts(私の母は変だった)」
- この秋のアマゾンの最大の目玉として出版
- 女優・監督ペニー・マーシャル氏著
- 発売から4週間でわずか7000部しか売れなかった
- アマゾンとの契約では、どの書店も扱うことができるとなっていた
- 電子版は単行本より「ずっと」売れている
(アマゾン ラス・グランディネッティ氏) - 但し、数値は非公表
- 電子書籍のノンフィクション部門のベストセラー・ランキング (WSJ)
- 最高で2週連続で3位まで上昇
- その後、低下傾向
- アマゾンは契約金を80万ドル(約6300万円)を支払った
- 単行本で7万5000部、電子書籍版で3万から4万部を販売しないと元が取れない
- あるいは、電子書籍版が10万部と単行本が2万5000部売れないと元が取れない
- 他社の出版物
- 「Stories I Only Tell My Friends(仮題:友達にしか話したことのない話)」
- 俳優ロブ・ロウが2011年に出版した回顧録
- 最初の4週間で5万4000部売れた
- アマゾンの出版物が売れない原因
- リアル店舗で手に入れるのが難しい
- バーンズ&ノーブル、ウォルマート、ターゲットにも置かれない
- B&Nは2012年1月アマゾンが出版した本は置かないと宣言
- 他の店舗はボイコットはしていないが、アマゾンがライバルである事が影響している
- 一部の独立系の書店も置かない
- 「わたしはアマゾンのショールームにはなりたくない」
(フロリダの書店ブックス&ブックスのオーナーのミッチェル・カプラン氏) - 電子書籍でも買うことが出来ない
- ソニー、アップル、グーグルを通じても買うこともできない
- ウォルマートやターゲットがキンドルの販売を停止
- B&Nの書籍端末ヌックは販売を継続
- アマゾンの出版事業の沿革
- 2009年に出版事業立ち上げ
- 「アマゾンアンコール」開始
- 過去に実績のある自費出版の著者を扱う
- 1年後、翻訳出版「アマゾンクロッシング」開始
- ドイツ人作家Oliver Pootzsch氏の「The Hangman's Daughter(処刑人の娘)」などのヒット
- タイム・ワーナーの出版部門のトップを務めたラリー・カーシュボーム氏招聘
- 一般向けの書籍の出版にまで事業を拡大
不買運動は、相手の事業を潰せる場合に行うべき。
アマゾンの出版事業は潰せるとは思えないので、嫌がらせにしかならない。
アマゾンは露出を増やす為に、工夫をしなくてはいけない。
購買層がリアル店舗を良く利用するのであれば、新聞や雑誌に広告を出したり、取り寄せでも購入できる事を告知したりしないといけない。
書籍を購入する人で、リアル店舗を利用する人の行動パターンを分析して、それに合わせてネットに誘導する仕組みや習慣付けを考えないといけない。
アマゾンほどの科学的な企業が苦戦するという事は、経営陣はまだこの事業に余り関心が無いのだろうか。
記事
アマゾンの出版事業、書店や出版社の反発で苦戦 WSJ
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