記事によると
- 長年働いてくれている社員に時計や宝飾品、台所用品や道具類などの実用品を贈る会社は多い
- 企業は毎年平均で15~25ドル(約1200~2000円)を従業員の勤続表彰用に積み立てている (従業員表彰プログラムを運営するテリーベリー)
- 計算上、5年勤続の従業員に対するギフトは一般的に75~125ドル相当
- 計算上、25年勤続の従業員に対するギフトは一般的に600ドル余り
- 企業は以前より早めに勤続表彰をしている
- テリーベリーが2011年に顧客を対象に実施した調査
- 表彰している勤続年
- 21%の企業が勤続1年目でギフトカードや表彰状、記念品カタログなどを与える
- 44%の企業が勤続2~5年目に表彰を行う
- 若い社員のほうが彼らの先輩たちより転職するケースが多いからと思われる
- 賃金や給料を得ている労働者の勤続年数 (2010年1月時点 米労働統計局)
- 全体の中央値が4.4年
- 55~64歳の労働者の勤続年数は中央値が10年
- 25~34歳の場合はわずか3.1年
- 従業員は10年もしくは15年、その会社で働いた場合、さらに続けて25年、30年と勤続する可能性が高い (従業員表彰プログラムを運営するサープロビンス アンソニー・ルチアーノ氏)
- 表彰プログラムが最も効果を発揮するのは、新規採用社員がまだ転職を念頭においている最初の数年間
- プレゼント代にかかる費用は、また新たに採用者を見つけて訓練することより安上がり
という事らしい。
若年層や勤続年数が若い人は離職率が高いから、表彰で繋ぎ止められるなら安いものだと言うことらしい。
ただ、これらのデータは全て表彰プログラムをサービスとして提供している会社のもの。
全てを鵜呑みにするのは危険。
通常、人は慣れてくるとそれを失うのを怖がる。
また、時間が経つにつれ、人間関係が出来てきてそれを失うのも怖がる。
なので新入社員は早い段階で会社に馴染ませて、居場所を作ってあげる事が最初の段階。
表彰プログラムは会社が貴方を認めていますよという一種のサイン。
だから、ただ物を贈るのではなく、一種のセレモニーもあわせて行わないと寸志と変わらない。
離職率を下げるにはいろんな方法があるが、それはそれぞれの会社の文化に合わせて行えば良いので、正解は一つではない。
まぁ一番厄介なのは理系の技術系だろう。
彼らはやりがいを求める。
しかも自分基準のやりがい。
それを理解できる経営者は少ない。
記事
米企業の従業員流出防止策―時計、鍋、それにカタログ WSJ
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