記事によると
- ギリシャの観光客が激減している
- 観光産業
- GDPの15%
- 全雇用の20%
- 観光収入の25%は国内旅行
- 2012年売上高は10-15%減と予測
(ギリシャの観光業界団体SETE アンドレアス・アンドレアディス代表) - 2012年第一四半期の観光収入は前年同期比15.1%減、3億9630万ユーロ
(ギリシャ中央銀行) - 首都アテネですでに10軒以上のホテルが廃業
- 現地の声
- オリンピア・リビエラ・リゾート マネージャー ミカリス・ミナダキスさん
- 「ギリシャの観光業にとってドイツ人はお得意様だったが、今では怖がって足を運んでくれない」
- 今年の予約件数は前年比25%減に落ち込み、ドイツ人観光客の客足は半減
- ホテル経営者協会ヤニス・レトソス代表
- 「10%減収にとどめられれば成功の範囲だ」
- ドイツからの観光客の1人
- 「ギリシャ人がドイツ人を嫌っているという報道があったので、ここに来るのは少し不安だった」
- 今年はギリシャの代わりにスペインやトルコを目的地に選ぶドイツ人が多い
- 独旅行大手TUI
- 「ギリシャがユーロ圏を離脱し、再び(旧通貨)ドラクマを使うようになったらどうなるのか」との問い合わせが殺到
- ギリシャ行きの旅行客には現金でユーロを多く持っていくよう勧めた
ギリシャの観光はいかに損害を抑えるかと守勢になっているらしい。
観光は一度寂れるとなかなか復活は難しい。
寂れると不便になったり、閉店した店舗など寂れた雰囲気を出してどうしても客足が遠のいてしまう。
また、景気が悪くなると犯罪も多くなるので尚のこと客足が遠のいてしまう。
通貨がドラクマだと為替変動で割安感から客足も増えるだろうけど、大きな割合を占める欧州は同じ通貨のユーロ。
アメリカや中国、日本から観光客を呼びたいところだが、同じユーロを使っているのはギリシャだけでないので、フランスやイタリアなど他の地域にどうしても散らばってしまう。
ギリシャの観光業にはまず、政治的な安定と治安強化、国際社会へのアピールが必要。
観光資源は申し分ないのでやり方次第。
記事
焦点:瀕死のギリシャ経済、命運握る観光業に暗雲 REUTERS
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