記事によると
- 欧州の自動車販売台数は2008年以降毎年減少している
- 2012年は前年比7%減になる予想
- 2007年からは約20%減になっている
- 2012年当初5カ月間のフランスの新車販売台数は前年同期比17%げ
- 大手メーカーが欧州に持つ98の組み立て工場のうち、およそ30工場の稼働率は生産能力の70%未満
(自動車関係コンサルティング会社のアリックスパートナーズ ジョン・ホフィカー氏) - 工場に大幅な損失をもたらす水準
- 労組が強くて、工場を閉鎖できない
- 労働時間を削減し、組み立てラインの速度を落として生産を減らして対応
- スペイン・バリャドリードにあるルノーの小型車工場の稼働率は生産能力の38%
- フィアットは欧州工場で臨時休業を行っている
- 2012年6月ミラフィオーリ工場で2回
- 2012年7月ミラフィオーリ工場で4回予定
- フィアット、ルノー、プジョー・シトロエン、フォード、GMは痛みのある人員削減や工場閉鎖をする可能性がある
- GM傘下のオペル・ボクソール部門が2016年以降にドイツ・ボーフム工場の生産を中止する意向
- ルノーとプジョーの2社は政府の支援と引き換えにフランス国内の工場の維持を義務付けられている
- 両社の工場稼働率は欧州で最も低い部類に入っている
- フォルクスワーゲンやBMW、ダイムラーは欧州で生産して、アメリカや中国に輸出しているので不振になっていない
- 現代はチェコで生産しているのでシェアを拡大している
- 労働コスト
- チェコ:9.9ユーロ/H
- イタリア:26.10ユーロ/H
- フランス:35.60ユーロ/H
- ドイツ:34.30ユーロ/H
- ルノーは欧州の政府に自動車販売の支援を要求 (ルノー タバレスCOO)
欧州の自動車業界はドイツメーカーと現代が好調らしい。
ドイツメーカーは輸出と高級車で不振にならないようですが、他の欧州メーカーは不振になっている。
ブランド戦略と製品ラインナップの違いだろうか。
または生産地と輸出港の関係だろうか。
ドイツメーカーは欧州内販売は勿論の事、海外販売も考慮した工場設置を考えていたと言うことだろう。
現代はもっと強か。
労働コストの安いチェコに工場を作って欧州を攻略しようとしている。
自国の為替安戦略、労働コスト安でアメリカを攻略しているのと同じ事を行っている。
労働者の教育水準や工場のインフラの問題をこなして、採算性を上げている手腕はさすが。
日本メーカーはリスクを取らないので後塵を拝しているのではないだろうか。
やるとしたら現場の工場長など責任者を引き抜いて、工場建設を行うしかないのかもしれない。
記事
欧州の自動車工場の遊休が定期化 業界の大きな負担に WSJ
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