2012年6月13日水曜日

ギリシャがスペインと同じような条件でお金を借りれると思うのが間違い。

スペインが厳しい財政健全化などの条件無しにお金を借りたので他の国にも期待感が出たようです。


記事によると

  • ギリシャでは、より有利な支援条件を引き出せるのではとの期待感が浮上
    • 根拠
      • スペイン支援では財政健全化など厳しい条件を課されない
    • 各党の反応
      • 急進左派連合(SYRIZA)は、スペイン支援合意について、ギリシャに課せられた緊縮策が機能しないことを示していると強調
      • 緊縮支持派の新民主主義党(ND)のサマラス党首は、欧州と対立するよりも交渉する方が得るものは大きいことが証明されたと述べた
    • ギリシャは、スペインが獲得した支援条件を盾に、ギリシャに対する条件緩和を迫ると思われる
  • 他の緊縮策を条件に支援を受けた国の反応
    • アイルランド
      • 「スペインが得た条件は、われわれと同じものだ」 (アイルランド ブライアン・ヘイズ財務次官)
      • 国内銀行の資本増強で政府が負った債務のリファイナンスで有利な条件を勝ち取れるのではないかと期待
      • 政府はEU・IMFとの間で救済プログラムの条件の再交渉は望んでいない模様
    • ポルトガル
      • 厳しい財政緊縮や経済的な困難に対し、ただ黙って耐え忍んでいる
という事らしい。
債務残高 (JETROより)

債務残高を見ればスペインとギリシャ、アイルランド、ポルトガルは事情が違うことは一目瞭然。

それで同じ条件で支援を受けようと考えるのは甘い考え。

良い条件で支援を受けたいなら対GDP比で債務が減少するような予算を組んでから言ってほしい。

借金は増え続けるかもしれないけど、お金貸してなんて誰も聞いてくれない。


記事
アングル:ギリシャに支援条件緩和への期待高まる、スペイン合意受け REUTERS

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