2012年6月13日水曜日

米国のとある交通管理センターでのビックデータ活用の例。

ビッグデータなんか見ても交通渋滞は解消しない。
渋滞が起こる箇所・問題を修正しないと解消は出来ない。

と、思っていたらそうでもなかった。


記事によると

  • 交通渋滞解消の方法
    • ニュージャージー州の交通管理センターの例
    • システム
      • 扱うデータ
        • 数百万の携帯電話とGPSの信号を収集
        • 自動車の速度
        • 天候
        • スポーツイベントのスケジュール
      • センターには22フィート(約7メートル)の高さのスクリーンを設置
      • まとまりのある意味を見出し、州内に広がる2600マイル(約4200キロ)の道路に沿って交通量を表示するマップにデータを転送
      • システム運用費用は年間54万ドル
    • 運用の例
      • センターのスクリーンに赤と黒の蛇のようなラインが表示
        • 州の交通局はサービスカーを派遣し、表示箇所で横転した車を発見
        • 今までは数時間掛かったが今回は30分で事故現場を片付けた
    • 今までのシステム
      • 道路に設置されたカメラからの寄せ集めの映像
      • 最大でも道路の5%しかカバーしない2万ドル(約160万円)のセンサー
  • 収集された大量の情報の意味を理解するスペシャリストが不足していると警告 (マッキンゼー・グローバル・インスティィテュート)
という事らしい。

別にビックデータを使わなくても既に日本の道路公団ではやっている事。

GPSの情報を集めているとあるがまさか携帯やスマホのGPS情報を集めているとは思えない(プライバシーの侵害に当たる)のでどうやってどんな情報を集めているかちょっと興味がある。

ビッグデータは雑音が流れる中から曲の歌詞を聞き分ける能力がいる。

その人を育成する事が必要。

逆に言うとこの能力がある人は今は引っ張りだこ。

統計学的に有意な数字の集団を見つける事はプログラムでも出来るがそこから仮説を立てて、証明する為の人材が必要。


記事
進むビッグデータ技術の活用―交通渋滞解消にも WSJ

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