記事によると
- オーストラリアのエンバイロミッションが太陽熱発電用タワー「ソーラーチムニー」を米アリゾナ砂漠に建設することを計画中
- 発電量
- 最大200MW (10万世帯分)
- 構造
- 上昇気流を生み出す800Mのタワー
- 32基のタービン
- 技術的に実証されている
- 独シュライヒ・バーガーマン・アンド・パートナーがスペインで小型の発電用ソーラーチムニーを7年間稼働させている
- 発電能力は50KW (塔の高さは194m)
- メリット
- 他のタワーと違って、ワイヤによる支えを必要とせず、セメントで作られる
- タワーの耐用年数は80年
- 懐疑的な見方 (ノースウエスタン大学モハンマド・タスリム教授)
- エンバイロミッションが試算するほど大規模な発電を行えるのか
- 「200MWという発電能力はピーク時にもかなり難しいのではないだろうか」
- 複合材料で作られたとしても800メートルの建築物は自重に耐えきれず、(煙突よりも)はるかに複雑な構造が求められることになる
- 経済的にも環境的にも負担が小さいか
- タワーの建設には環境政策や政治的側面などの障壁がある
(schlaich bergermann und partnerより) |
Solar Tower power station (EnviroMissionより) |
塔の根元の温度が70度で塔の先が20度になる。
塔の根元に風力発電機があり、15m/sの風で発電する。
日本だと地震があるし、広大な平地の土地の買収費用が必要。
また、地震対策や台風対策も必要なのでコストが高くつきそう。
でも、東京スカイツリーを作った大林組などは試算してそう。
中東など砂漠地帯での発電なら砂嵐対策などを行えば、地下にはしっかりした岩盤があるし採算は取れそう。
記事
高さ800メートル「太陽熱煙突」は未来のエネルギーか CNN
参照ページ
schlaich bergermann und partner
Solar Chimney Pilot Plant Manzanares schlaich bergermann und partner
EnviroMission
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