2012年6月14日木曜日

甘いものを食べ過ぎると記憶に悪作用を及ぼすという話。

昔から子供にはお菓子を食べ過ぎないように言われていたが、虫歯や夕飯が食べられなくだけでなく、記憶にも悪作用があるようです。


記事によると

  • 甘い物で記憶が混乱し、学習が妨げられる
    • 研究機関
      • カリフォルニア大学ロサンゼルス校の神経科学者フェルナンド・ゴメス・ピニーリャ(Fernando Gomez-Pinilla)氏
    • 試験方法
      • 5日間ラットが迷路を通り抜けられるよう訓練
      • その間、ラットには水と標準的な餌だけを与えた
      • その後6週間は、水の代わりに15%の果糖溶液を与えた
      • 半数のラットには、果糖溶液と共にオメガ3脂肪酸の豊富な亜麻仁油と魚油も合わせて与えた
    • 試験結果
      • すべてのラットで迷路の通り抜けが遅くなった
      • オメガ3脂肪酸を合わせて与えたラットは、与えなかったラットよりもわずかに速かった
    • 原因
      • 高濃度の果糖を摂ったせいで、学習のカギを握るシナプスの可塑性が抑えられていた
      • 海馬で、糖分を調整するタンパク質のインシュリンの働きが妨害されていた
    • 「果糖が体に悪いと言うのではない。栄養素を1つだけ取り上げて考えてはいけない。問題は、摂りすぎることだ」
    • 「食事全体を、そして、オメガ3脂肪酸を摂ることを考えてもらいたい」
    • オメガ3脂肪酸は、サーモンやマグロ、クルミ、オリーブ油などに含まれる

という事らしい。

甘いものばかり食べ過ぎると記憶に悪作用を及ぼすらしい。

子供にはお菓子の食べすぎには注意したいところ。


記事
甘い物を食べ過ぎると頭が鈍くなる NationalGeographic


参照ページ
‘Metabolic syndrome' in the brain: deficiency in omega-3 fatty acid exacerbates dysfunctions in insulin receptor signalling and cognition Journal of Physiology

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