2012年3月3日土曜日

イタリアのマリオ・モンティは長く持たないと以前に書きましたが、どうやら違ったようです。

イタリアのマリオ・モンティは長く持たないと以前に書きましたが、どうやら違ったようです。
"学者は長くはもたない"

同内閣は政治家抜きで組閣され、国民からの支持も高く、EUとのコミュニケーションも良好のようです。
その為、国債利回りも7%下回って推移してとりあえず、投資家からの攻撃は防げているようです。
イタリア国債10年物利回り (Bloombergより)
マリオ首相が誕生した時は直ぐには利回りが低下しなかったが、結局はギリシャ問題が落ち着きだした年明けに利回りが下がりだした。

しかし、緊縮財政の成立やEUと良好な関係があったから利回りが下がったと思われる。

1月に格下げをしたS&Pの幹部がイタリア国債の格付けに言及。
現在「BBB+」、見通しネガティブを「A」に回復可能。

国際的に信用を取り戻しつつあるいいサイン。

しかし、足元の景気は1月の失業率が統計を取り始めて過去最高の9.2%まで悪化。
(12月は8.9%、2004年から月次データ収集開始)

このまま、国民の反発が起こらなければ順調に債務削減から景気回復へと繋げる事ができるだろうけど、国民が我慢できるだろうか?

記事

イタリアの格付けは「A」への回復可能、S&P幹部が発言=報道 REUTERS
1月イタリア失業率は9.2%に上昇、統計開始以来の最高水準 REUTERS

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