- 電源喪失後も一定時間は原子炉が「制御可能」な状況にあった
- その時に海水注入を行った場合、原子炉は制御可能な状態だった可能性がある
- 3月12日 2,3号機
- 全交流電源喪失
- 「隔離時冷却系」(RCIC)は稼働
- 「制御可能」な状態
- 事故の原因が海水注入の判断を経営陣が行わなかった事
- 3月12日夜までにベントを開放していたら、3号機からの放射線被害は防げた
- 3号機のベント開放による放射能飛散量は、1号機の約1.7倍(エネルギー出力比より推測)
- 「津波の到来で全交流電源が喪失して、ただちに3機の原子炉は『制御不能』になった」は証明されていない
- 地震で外部からの電源がすべて絶たれた状況で行うべき事
- 電源復旧が数時間で出来る事は期待できない
- 敷地のタンク内にある淡水をまず使って冷却
- 「海水注入」の準備
- 淡水がなくなる前に海水に切り替え
- 全ての原子炉に「最後の砦」が設置されていた
- 全交流電源が喪失しても炉心を冷やす装置
- 1号機は「非常用復水器」(IC)
- 2,3号機は「隔離時冷却系」(RCIC)
- 非常用復水器(IC)は、約8時間稼動可
- 隔離時冷却系(RCIC)は、20時間以上稼動可
- 事故後の公開データから原子炉の水位と原子炉内の圧力との経時変化から推測
- 1号機:「非常用復水器」は設計通り8時間の稼働
- 2号機:「隔離時冷却系」は70時間稼働
- 3号機:「隔離時冷却系」は20時間以上稼働
- 3つの原子炉とも「最後の砦」は稼動し原子炉の炉心を冷やしていた
- その間に「海水注入」の意思決定はなされなかった
- 東電の経営者の「技術経営」に、重大な注意義務違反が認められる
- 「海水注入」すると廃炉する必要がある
東電はデータや証言をいろいろ変えているので内部調査を行わないと真実がわからないそうです。
また、東電は明らかに「海水注入」を躊躇ったようです。
そのせいで制御不能となった可能性が高いようです。
ちなみに「海水注入」は現場の判断ではできず、社長の許可がいると別の記事で読んだ事があります。
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メルトダウンを防げなかった本当の理由 TechOn
keyword:原発事故
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