2012年1月10日火曜日

オリンパス問題。東証が上場を維持させるのは悪い例を作ることになる。


私はライブドアの上場廃止で損失を受けたことはないし、オリンパスを空売りしていません。
という前置きをしておきます。

東証がオリンパスを上場維持で調整しているというニュースが流れました。

理由として

  • 虚偽記載の訂正後にもオリンパスは債務超過に陥っていない
  • 上場廃止基準に抵触していない
  • 既存株主への影響などを勘案

ということです。

同じ虚偽記載で上場廃止されたライブドアに対して余りにも不公平感があります。
東証は、ライブドアが組織ぐるみで行い、オリンパスは一部経営陣が行ったと差別化を言っていますが、どちらも同じことではないでしょうか。

ライブドアの経営陣は刑事訴追されましたが、オリンパスも同様に刑事訴追される可能性がまだ残っています。

東証は、ライブドアの株式分割で取引量が飛躍的に伸びて、システムダウンさせられた事への腹いせで上場廃止にしたというのが本音ではないでしょうか。

虚偽記載で上場廃止されないのであれば、

  • 業績連動で報酬が決まる社長が利益を水増しする
  • 大株主(主に創業家)が配当欲しさに利益を水増しする

という場合にも上場廃止させないのでしょうか。

東証はオリンパスの株主の利益を守るので無く、市場の秩序と投資化全体の利益を考えて判断してもらいたい。

記事
東証がオリンパス上場維持で最終調整、「特設注意市場銘柄」に=関係筋 REUTERS


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