2012年1月20日金曜日

IEEE 802.11ac対応製品が2012年半ばに出るかも。

アメリカの"2012 Internetional CES"で無線LANの新しい規格に対応したチップが発表されました。

新しい規格の名称は"IEEE802.11ac"。

気になる速度は規格上は3.6Gbps。

有線LANの1Gbpsよりの3.6倍速い規格となっています。

具体的に見ていくと

  • 通信速度
    • IEEE 802.11: 2Mbps
    • IEEE 802.11b: 11Mbps / 22Mbps
    • IEEE 802.11a: 54Mbps
    • IEEE 802.11g: 54Mbps
    • IEEE 802.11n: 150Mbps - 600Mbps
    • IEEE 802.11ac: 433Mbps - 3.6Gbps
  • 使用周波数
    • IEEE 802.11: 2.4 - 2.5GHz
    • IEEE 802.11b: 2.4 - 2.5GHz
    • IEEE 802.11a: 5.15 - 5.35GHz、5.47 - 5.725GHz
    • IEEE 802.11g: 2.4 - 2.5GHz
    • IEEE 802.11n: 2.4 - 2.5GHz、5.15 - 5.35GHz、5.47 - 5.725GHz
    • IEEE 802.11ac: 2.4GHz, 5GHz
  • 同時接続数
    • IEEE 802.11:1
    • IEEE 802.11b:1
    • IEEE 802.11a:1
    • IEEE 802.11g:1
    • IEEE 802.11n:1-4
    • IEEE 802.11ac:1-4

となっています。

また、IEEE 802.11acは通信可能距離は80m程度とBroadcomは発表しています。(IEEE 802.11nは30m)

実際に発売される商品が最大速度の3.6Gbpsに対応するのはまだ先だと思われます。
また、セキュリティ強化などで暗号化の計算処理が増えたりすると通信速度より計算処理がネックになる可能性もあります。

発売されても直ぐに手を出さず、製品のレビューを見守りたいと思います。


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