2012年11月8日木曜日

エバーノート創業者フィル・リービンが起業について語っています。

エバーノート創業者のフィル・リービンの連載です。

この方は、エバーノート以前に2つの会社を起業されているそうです。


記事によると
  • 企業はしない方が良い
    • 理由
      • 新規に創業した会社の95-99%は失敗
      • 生涯収入を最大にしたいのなら
        • できるだけ給与の高い仕事を見つけてしがみつく
        • 銀行の幹部、弁護士、専門医などはオススメ
        • 自分で会社を始めるというのは非常に効率の悪い方法
      • 起業家になれば名声や権威が付いてくると思うのは大間違い
        • 自分以外が全員ボスのように感じられる
        • 自分の会社で働いてくれる社員や顧客など全員自分の上司同然の扱いで接しなければならない
      • 起業しても自由な時間は増えない
        • 24時間中20時間働くというなら自分で働く時間を管理できる
        • 家族ともっと長く過ごしたいというなら起業家という選択はお勧めできない
    • 起業するとどうなるか
      • 3年から7年、死にものぐるいで働かなければならない
      • 会社が潰れないですむよう運転資金をかき集めるのに苦労し続ける
      • 大抵はビジネスモデルの変化か、あなたが燃え尽きるかして、事業を畳むことになる
      • 会社に勤めていたら得られたであろう給与は逃す
      • 運良く会社勤めに戻れたとしても、昇進の機会を逸する
    • 起業した理由は「世界を変えたい」
      • 芸術家、科学者、作家、音楽家、政治家などの才能がなく、生きた証を残したかったので起業
    • 起業には
      • 算数の能力は非常に重要
      • 実現の為には10年間、脳みそも体も擦り切れるほどに働いたのに、1ドルも1円たりとも得られない覚悟が必要
      • 成功する確信はなくても良い
      • 失敗しても良いという覚悟が必要
    • 動機が正しいなら、起業に当たって、過去には存在しなかったほどのチャンスが溢れている
という事らしい。

銀行家は昔から人にお金を貸すと言います。
その人にどのくらい事業にかける情熱があるかが問題のようです。

金儲けがしたいとか、自由な時間がほしいとか、尊敬してほしいとかそんな理由では成功する可能性は低いそうです。

起業直後は金回りで苦労するようです。
事業が軌道に乗るまでには、どうしても資金繰りが苦しい。
パトロンや親会社がいれば、信用力が多少はあるのでましだろうけど、そうでない普通の人は高い金利でさえ貸してもらえない。

やはり、起業は苦しい。
だから、高学歴な人ほど安定した高給の職業を選びたがる。

後、具体的な内容に言及はなかったけど算数の能力が非常に重要というのはおそらく会社の決算の内容などが理解できるとか、キャッシュフローや事業計画が立てれるとかの事だと思う。

数字に強くない人はパートナーに数字に強い人が必要。
だから、起業した会社には金融関係の人が大抵入ることになる。

この記事は連載1回目でこれからも続くそうです。


記事
悪いこと言わないから、会社なんて始めるべきではありません 日経ビジネス

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