2012年1月27日金曜日

斜陽のNEC。どこまでシュリンクしたら立ち直れるか?

"ばざーるでござーる"なんて今時の子は知らないだろう。

日本でも屈指の企業もデカイ図体を持て余している。
何年か前に大リストラや本社ビル売却などして生き残りをかけたけど、景気が悪くなればボロが出る。
日経新聞より
記事によると
  • グループ社員5千人の削減を発表 ( 2009年に計2万人規模のリストラを実施 )
  • システム構築の下請け会社に外注していた5千人分の業務委託を打ち切り内製化
    (という事は社内で仕事が無い人が沢山いたという事か。外注の仕事を内製化と簡単に言うけど社外と社内は単価が違う。営業はコストアップで嫌がるだろう。)
  • 2年前に策定した中期経営計画の「売上高4兆円」という目標を事実上、撤回
  • 今後注力する分野
    • 企業向けシステム構築などITサービス
    • 通信関連
    • 社会インフラ
    • 電池などのエネルギー
  • 安定して5%の売上高営業利益率を確保
  • 今期のNECの利益率は2.3%の見通し ( 過去5年をみても最高は3.4% )
  • 米IBMの約19%(11年10~12月期の売上高に占める純利益の比率)
  • 今期の利益率見通し
    • 通信関連:8%
    • ITサービス:4%
    • 携帯電話端末関連:0.1%
    • サーバーなどIT機器:1.3%
と大体こんな感じ。
NECの事業構造を調べてみると
第3四半期
とこんな感じになっている。
見ての通り、売上は右肩下がり。
一番の稼ぎ頭がキャリアネットワーク。
モバイルインフラ関係の機器販売や海洋システムの公官庁受注で利益を出したようです。
本来ならITサービスが一番利益率がいいはずなのに利益が出ていないのは、独自のノウハウが無く競争にさらされて、価格を下げざる得ないかプロマネ能力が低く不採算プロジェクトが多い為かのどちらかでしょう。

まぁどちらにしてもIBMの様にはなれないでしょう。

記事
NEC、業績回復の道見えず 「売上高4兆円」撤回+ 日経新聞


参照ページ
株主・投資家情報 NEC

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