ちょっと調べてみると (wikiより)
- 磁場をかけたとき、物質が磁場の逆向きに磁化され、磁場とその勾配の積に比例する力が、磁石に反発する方向に生ずる磁性のことである
- 反磁性体は自発磁化をもたず、磁場をかけた場合にのみ反磁性の性質が表れる
- あらゆる物質が反磁性を持っているが非常に弱い為、磁性体と比べて目立たない
要は、磁性体のように自ら強い磁気を発しない物質のことらしい。
それを踏まえて、確かに金は磁石に反発しない。
で、記事を見ていくと
- 金がナノサイズになると磁石になるのかはこれまで未解決だった
- 研究で明らかになった事
- マクロな大きさを持つ単体の金でさえも、常磁性といわれる明確な磁気的性質を持つこと
- 金は外から加えた磁場と同じ方向に磁化する
- 磁化の大きさは磁場に対して完全に比例して変化する
- 摂氏20℃から-271℃まで試料の温度を変化させても、その磁化の大きさは変化しない
- 金は「パウリ常磁性」という、金属に特有の磁性を示すことが判明
- 磁性のもとになっているのは、金の5d軌道の伝導電子
- 電子のスピンと電子の軌道運動の両方が磁性に寄与している
- 軌道運動の成分の割合はスピン成分に対して30%ほどの大きさ
- その割合は鉄などの磁性体と比べて10倍も大きく、金という物質に特徴的な性質
- 大きな軌道成分がナノ粒子の強い磁性の起源の1つであることが確認された
マイナビニュースより |
で、これが分かると何かいいことがあるかというと、
- 金ナノ粒子の磁気的性質の未解明部分の理解が進む
- ナノ粒子の磁性解明の大きな手がかりが得られる可能性がある
- ナノ粒子を記録単位とした超高密度磁気記録への応用も期待される
私としてはHDDの容量が大きくなることに興味があるけど、実用化にはまだ先のことだろう。
記事
反磁性体とされてきた金が実は磁性体 - JASRIなどが発見 Yahooニュース
参照ページ
Physical Review Letters
反磁性 wiki
あなたの投稿は本当に面白いです、私はそれを読んで愛し、あなた自身のアイデアを持っている。そのようなクールなブログをありがとう。
返信削除mephedrone