2012年10月2日火曜日

オスプレイの騒音レベルは東京だと規制されるレベル。

「オスプレイはエンジンが大きくなったので、騒音も大きくなる」とどこかの自称専門家が言っていましたが、実測値は"カラオケ並み"のようです。


NHKの記事によると

  • 2012年10月1日 オスプレイの音量を測定した結果、最大で89.2dBだった
    • 沖縄の普天間基地周辺の常時測定8ヵ所で測定
      • 最大値を測定したのは飛行コースの真下 (宜野湾市上大謝名地区)
      • 2011年の最大値は118.2dB (何が飛行していたかは記載なし)
    • 89.2dBは工場やカラオケ店店内と同じ程度
という事らしい。

騒音の規制は県ごとに規制されているので、東京都の規制値を見てみると
  • 空港
    • 住宅地:70dB以下
    • 商業・工業地区など:75dB以下
  • 新幹線(線路から200m以内)
    • 住宅地:70dB以下
    • 商業・工業地区など:75dB以下
となっている。

基地の規制値が見つからなかったので、空港と新幹線の規制値と比べてみると、オスプレイの騒音は規制値を超えている。

実際の音量を考える為に、身近な音量と比べてみると
音の大きさ(デシベル)
日常生活音のいろいろ家庭用設備エアコン約41~59
温風ヒーター約44~56
換気扇約42~58
風呂又は給排水音約57~75
家庭用機器洗濯機約64~72
掃除機約60~76
目覚まし時計約64~75
電話のベル音約64~70
音響機器ピアノ約80~90
エレクトーン約77~86
ステレオ約70~86
テレビ約57~72
その他犬の鳴き声約90~100
子供のかけ足約50~66
ふとんをたたく音約65~70
車のアイドリング約63~75
人の話し声(日常)約50~61
人の話し声(大声)約88~99

※「生活騒音の現状と今後の課題」(環境省)より引用

ピアノや犬の鳴き声、大声での話し声と同じレベルのようです。

身近なものと比べてみると、思ったより大きくは無いようです。


ところで、政府が発表していた音量と比べてみると
  • 開発段階のオスプレイ:77.3dB
  • 現機種CH-53E:159.0dB
開発段階より、オスプレイの音量は増えているようです。
しかし、現機種と比べると圧倒的に小さいようです。

沖縄県でも現機種とオスプレイの音量の比較を公開すると、面白い反応があるかもしれません。


記事
オスプレイの騒音“カラオケ並み” NHK

参照ページ
航空機騒音に係る環境基準の地域類型 東京都
新幹線騒音に係る環境基準 東京都
生活騒音 東京都
MV-22 オスプレイ試乗に関する 報告書 

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