記事によると
- 中国政府が銀行の株式を買い支えている
- 対象の企業
- 中国工商銀行
- 10月9日約1億2760万株買い入れ
- 10月10日470万株買い入れ
- 中国農業銀行
- 10月9日、10日買い入れ
- 中国銀行
- 中国建設銀行
- その他大手国有銀行
- 目的
- 不良債権増加懸念で低迷する株価の下支え
- 購入状況
- 政府系ファンド中国投資有限責任公司(CIC)傘下の国有資産管理会社、中央匯金投資が購入
- 4大国有銀行株の取得総額は約29億元(4億7000万ドル) (REUTERS調べ)
- 銀行株が下落すると買い支えを行っている
日本も非公式だが2009年3月には年金資金に日本株を買わせている。
現在は、日本銀行がETFという形で日本株を購入している。
しかし、特定の企業のみを購入することは無い。
ここが、日本と中国の違い。
ところで、なぜ中国政府は銀行株を購入しているのだろうか?
株価下落は銀行株に限ったことではない。
もしかすると
- 政府の身内が銀行株を大量に保有しているので、下がらないようにしている
- 政府の身内が銀行株を大量に保有しているので、売り抜けられるように価格を支えている
- 政府の身内や企業が、銀行株を担保に借金をしている
- 銀行株が下がると評価損が、不良債権に加えて更に財務を悪化させるので下がらないようにしている
政府の身内のためだと最悪だけど、評価損を抑えたいという考えは時間稼ぎにしかならない。
また、中国政府が銀行株を購入しているので、中国で不動産バブルが起こらないと考えるのは早計かもしれない。
政府が損害を負っても、自分が損害を被るわけではないと考えているかもしれない。
記事
中国政府が大手国有銀行株を買い支え、不良債権懸念払しょく狙う REUTERS
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