2012年10月3日水曜日

地球温暖化が魚の成育に悪影響を与える。

最近、瀬戸内海では海がきれいになりすぎて、魚の成育に悪影響を与えていると言うニュースが在りました。
今回は、温暖化で海中の酸素濃度が低下し、生育に悪影響を与えているとの記事です。


記事によると

  • 2012年9月30日 地球温暖化によって魚の大きさが小さくなっていると発表
    • 研究機関
      • ブリティッシュコロンビア大学 William W. L. Cheungなど
      • プリンストン大学
      • アメリカ海洋大気庁
    • 研究結果
      • 海水温が高いほど、海中の酸素量は少なくなる
      • 成魚になったときの最大体重が2050年まででは2000年と比較して14-24%減少する見込み
        • インド洋:24%
        • 大西洋:20%
        • 太平洋:14%
という事らしい。

気体の水に対する溶解度をグラフで見ると
気体の水に対する溶解度 (理科年表より)
確かに温度が上昇すると、気体の溶解度が減少している。
更に低い温度ほど影響が大きいことがわかる。

実際に予想される影響を見てみると
2000年から2050年の間の平均群集最大体重 (Nature Climate Changeより)
日本海側と太平洋側近海の影響が大きいようです。
日本海側は中国や韓国の乱獲が問題なのに、更に漁獲量が減少しそうです。

やはり、陸上の養殖などの研究に力を今のうちから入れておく必要があるようです。

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