2012年10月2日火曜日

古い消火器は破裂する可能性があるようです。

消火器なんて、設置したらそのままにしている人も多いと思います。

しかし、錆などで劣化すると破裂する恐れのある消火器もあるようです。


記事によると

  • "加圧式"の消火器が腐食している場合、操作すると破裂する恐れがある
    • 事故発生状況
      • 1968年以降、消火器の破裂事故は165件発生し、うち156件が加圧式消火器 (消防庁)
    • 事故例
      • 2009年9月5日 大阪市東成区の屋外駐車場で小学4年生が重症を負った
      • 上記の事件以降にも9件発生
      • 2011年9月大分県で1967年に製造された消火器を処分しようとした男性が死亡
      • 死亡者は1968年以降16人
    • 消火器の耐用年数
      • 8-10年 (日本消火器工業会)
      • 古い消火器の回収する窓口は消火器リサイクル推進センター(HP)
    • 法律 (消防法施行令)
      • 映画館や飲食店、百貨店、病院、学校などの施設は防火設備の点検(5年に1回)が義務付けられている
      • 一般家庭は対象外
      • 屋外駐車場は対象外
    • 加圧式・蓄圧式の生産状況
      • 2009年度に製造された消火器約483万本のうち加圧式は8割
      • 2011年度に製造された消火器の約50%は蓄圧式
      • 2012年度に製造される消火器の約60%は蓄圧式になる見込み
    • 蓄圧式の消火器は破裂の危険性が少ない
という事らしい。

消火器のメーカーとして有名なヤマトのHPを見てみると
消火器の仕組み (ヤマトプロテックより)
とグリップのところの構造が、"加圧式"と"蓄圧式"では違うのでここで見分ければ良いと思われます。

少なくとも錆が発生している消火器がある場合は、使用することなく廃棄の手続きをしましょう。


記事
回収が進んでいない、“凶器”と化す老朽「消火器」 BusinessMedia誠

参照ページ
粉末(ABC)消火器 ヤマトプロテック

0 件のコメント:

コメントを投稿