2012年1月15日日曜日

これでメルコジも仲違いするかも?

フランスは格下げとなり、ドイツはそのままとなった。

S&Pは昨年の12月6日に警告をしていたが、やはりEU各国の格下げを発表してきた。

S&Pの発表は
トリプルAから落ちた、
変更前変更後
オーストリアAAA/Watch Neg/A-1+AA+/Negative/A-1+
フランスAAA/Watch Neg/A-1+AA+/Negative/A-1+

それ以外の一段階落ちた
国名変更前変更後
マルタA/Watch Neg/A-1A-/Negative/A-2
スロバキアA+/Watch Neg/A-1A/Stable/A-1
スロベニアAA-/Watch Neg/A-1+A+/Negative/A-1

2段階落ちた
国名変更前変更後
ポルトガルBBB-/Watch Neg/A-3BB/Negative/B
イタリアA/Watch Neg/A-1BBB+/Negative/A-2
スペインAA-/Watch Neg/A-1+A/Negative/A-1
キプロスBBB/Watch Neg/A-3BB+/Negative/B

その他のEU各国
国名変更前変更後
ドイツAAA/Watch Neg/A-1+AAA/Stable/A-1+
オランダAAA/Watch Neg/A-1+AAA/Negative/A-1+
フィンランドAAA/Watch Neg/A-1+AAA/Negative/A-1+
ルクセンブルクAAA/Watch Neg/A-1+AAA/Negative/A-1+
ベルギーAA/Watch Neg/A-1+AA/Negative/A-1+
エストニアAA-/Watch Neg/A-1+AA-/Negative/A-1+
アイルランドBBB+/Watch Neg/A-2BBB+/Negative/A-2

ドイツなんか格下げどころか、見通しが改善して安定的になってるし、
これが原因でフランスとドイツの中が悪くなるかもしれない。

識者の見方として

  • 織り込み済み、一段の格下げや金利上昇を想定
    • 欧州は今後も困難な状況が続く
    • 更なる格下げや金利上昇の動きが予想される
    • 経済統合となれば、ギリシャが年末までにユーロ圏離脱させられる可能性がある
    • 危機が進むにつれ、2極化が進む
  • 仏格下げは適切、市場に大きな反応ない
    • フランスは30年間の無責任な財政運営のつけを払わされている
    • 織り込み済み
    • 独仏国債のスプレッドはテクニカル要因の影響を受ける可能性がある
  • 次はギリシャ債務交渉が大きな焦点に
    • ギリシャの債務交換交渉が非常に大きな焦点になる
    • ユーロは一段と下落する可能性がある

今年もEU危機は続きそう。

記事
S&P、仏などユーロ圏9カ国一斉格下げ:識者はこうみる REUTERS


参照ページ
ユーロ圏15カ国を新たに格下げ方向の「クレジット・ウォッチ」に指定 S&P
Standard & Poor's Takes Various Rating Actions On 16 Eurozone Sovereign Governments S&P

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