2012年1月16日月曜日

ギリシャ債務借り換えにドイツとフランスの保障を要求か?


ギリシャの債務減免は、自主的な元本50%削減で合意。
これで問題が解決したと思っていたけど、まだもめている模様。

どうやら、
『国債の元本50%削減』
は、合意しているけど
『既存国債を新しく発行する国債に交換』
で揉めているようです。

この新しく発行する国債の表面利率(額面上の利率で市場取引の利率とは違う)をいくらにするかでEUと銀行側でやり取りが行われているようです。

EU側は勿論低く抑えたいし、銀行側は損失を抑える為に高くしたい。
また、新しく発行された国債も市場価値が下がれば、評価損が発生してしまう。

そこで、ドイツやフランスを巻き込んで、ギリシャ国債の保障をしてもらおうという魂胆。

ドイツは国民の強い反対がある為、関わりたくない。
フランスはS&Pの格下げがあったばかりで、新たな火種は抱え込みたくない。


どのような決着を迎えるか注意して見ましょう。

今後の予定

ギリシャ債務問題を巡る今後の主な日程
1月20日独仏伊首脳会談
23~24日ユーロ圏・欧州連合(EU)財務相会合
月 末EU首脳会議
2月9日欧州中央銀行(ECB)理事会
25~26日G20財務相会合
3月
1~2日
EU首脳会議
20日144億ユーロのギリシャ国債償還日

※日経新聞より


記事
ギリシャ債務減免交渉、独仏首脳に参加要請へ 日経新聞

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