2012年1月12日木曜日

日本もとうとうイランからの原油輸入量削減を発表。


日本のイランからの原油輸入量削減を発表。

日本の譲歩はこれが限界だと思う。
むしろこれでアメリカが譲歩してくれるかが心配。
もしアメリカが許容せずにイラン中央銀行と取引のある日本の企業のアメリカの銀行との取引を停止させられると困ってしまう。
規制を回避しようとダミー会社を介そうとするとアメリカの逆鱗に触れてしまう。

ほんとこれで勘弁して欲しい。

ちなみに2010年時点での日本の原油輸入元は下図のようになっています。
帝国書院より
原発事故で火力発電の割合が増えているので原油は更に重要になっている。
北極海が温暖化で溶ければ、ロシアから原油を輸入という手もある。
シベリア鉄道じゃああまり運べないし、コストもかかるだろう。

やっぱり、ロシアからなら天然ガスの方がいいか。

話を戻して、
イランの経済封鎖の成否は、やはり中国の出方次第だろう。

イランの原油輸出先を調べてみると
2010年イラン原油輸出先
と中国が一番多い。

4番目のイタリアは完全に輸入を停止する事になったので、中国とインド、韓国次第。
韓国は自分の国だけ例外にして欲しいと言っているらしいが恐らく無理だろう。

中国が輸入量を増やせば、アメリカとEU共同で中国に対して何らかの制裁を課したいところだけど、今年も中国の成長力に依存している先進各国。

最終的に中国が安い原油を手に入れて独り勝ちとならないように各国調整して欲しい。

記事
日本、イラン原油の輸入削減=制裁で緊密連携―日米財務相会談 WSJ


参照ページ
原油の生産トップ10と日本の輸入先 帝国書院
Iran EIA

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