2011年12月6日火曜日

成功している星野リゾートも日々変化している。

記事のアブストラクトとして、
星野佳路社長は

  • デザインより、運営効率やコストを優先させるタイプ
  • 採算性を確保しながら顧客を魅了する「商品」を生み出す
  • 同一の建築家やデザイナーと長くタッグを組んでともにイメージを形にしてきた
  • 先生と呼ばれるような建築家やデザイナーには、こちらが遠慮してしまうので依頼しにくい
  • 自分と考えを共通でき前向きになれる人は機能とコストを優先してくれる安心感ではなく、私がどんなにひどいことを言っても、妥協しないでデザインを提案してくれるという安心感がある(これが、「安心できるケンカ」
  • リゾートにふさわしい心地良さを形にするため、それぞれのメンバーが薦める場所に一緒に行き、共通の体験を持つようにしている。そこで交わす会話が、開発のヒントになることが少なくない
  • 6つのカテゴリーを明示して、目的や楽しみ方を提示した
  • 文化度の高い日本人の目利き層の話題に上れば、そうした文化を好む米国人やフランス人も評価してくれる。そうすると、最終的にアジアの目利きのお客様にもつながっていく

星野リゾートは

  • デザイン性の高いホテルや旅館に定評のある
  • 経営破綻した大型リゾート施設の再生にも積極的に取り組む
  • 「星のや 竹富」は、過去(沖縄の伝統的な集落)と現在(空調が効いた快適な空間)、2つの機能から成り立つのが、私たちの“琉球の家屋に滞在する”ことだという結論に至った
  • 軽井沢の「星のや」は非日常の癒しの空間として、川沿いに集落が並び、川のせせらぎを聞きながらくつろぐ。夜には川面の行灯が景色の情緒を増すようにした
  • 「リゾナーレ」はファミリーや子供が楽しく遊べる個性的な空間
  • 2011年から二十数カ所ある施設を「顧客の嗜好」に応じた6つのカテゴリーに分け、それぞれブランディングを図りだした
  • 「日本旅」好きの既存顧客をコアターゲット
  • これまで施設の建物やランドスケープのデザインに関しては、星野リゾートとしての統一性を求めず、地域の個性、地域の魅力を反映させることが最優先だった
  • 今後は、大幅な改装を伴う際には、建物にも何らかの統一性を検討する
といったところか。

「安心できるケンカ」とは星野社長と考えを共有でき、意見を言い合える専門家との関係をつくるということか。

成功している星野リゾートでも日々変化している事が伺える。
変えないところは、日本らしさを変えないことか。



星野リゾート社長が仕掛ける「安心できるケンカ」 + 日経新聞


keyowrd:経済、星野佳路

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