2011年12月14日水曜日

餅は餅屋に任せた方が良いが、日本の場合、たまにかびてる。

外交に関しては素人です。と、逃げを打っておいて、

日本のどこかの首相のように、政治主導で失敗したようです。
イギリスのキャメロン首相。

イギリスの政治主導で指導力も外交力もあるウィンストン・チャーチルが印象的ですが、イギリスも政治家の劣化が始まっているのでしょうか?

キャメロン首相は職業外交官の助言を無視して、身の回りのヘイグ外相、カンリフ欧州担当顧問(財務省出身)と共にEUにのぞんだようです。

  • EUルールを緩和しロンドンの金融サービス業を守りたい
    しかし、主題はEU首脳会議の主眼がユーロ圏崩壊を防ぐ迅速で有効な措置を打ち出すこと
  • ロンドンの金融サービス業について、英国が保護すべきだと主張したい
    しかし、ロンドンの金融サービス業は世界金融危機の発生や長期化に責任があると思われている
  • 金融危機を巡る欧州の見解が行き過ぎている
    しかし、事前にEU加盟諸国に対して英国の立場への理解を辛抱強く求めなかった

その結果
  • 金融街シティーへの特別な保護を取りつけるのに失敗
  • ユーロ圏の財政・経済統合に必要なEU条約改正を拒否したが、政府間条約をつくることが決定(フランス サルコジ大統領の思惑通りらしい)

日本の場合は、職業外交官の意見を聞いてもうまくいくとは限らない。
なぜなら必ずしも政治家の味方とは限らないから。
外務省はアメリカスクールが主流でアメリカ政府の意見を重視している。(私の邪推



[FT]英国外交が大失態を演じたEU首脳会議 日経新聞

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