2012年11月9日金曜日

低量のアスピリン服用は胃・大腸がんのリスクを減少させる。

アスピリンが特定の癌の発生のリスクを抑えてくれるという記事です。


記事によると
  • 1日おきにアスピリンを服用すると胃・大腸癌のリスクが40%以上減少
    • 研究機関
      • ハーバード大学の研究者
      • Brigham and Women’s hospital in Boston
    • 研究対象
      • 45歳以上の女性39,876人の記録
      • 10年間、一日おきに100mgの錠剤を服用
        • 内、半数はプラセボ
    • 研究結果
      • 10年間の服用後では癌の発生に有意な差は無かった
      • 研究終了から8年後を調査するとアスピリンを服用したグループは
        • 大腸がんのリスクが43%未満減少
        • 胃がんのリスクが36%減少
      • 乳癌および肺癌のリスクは減少しなかった
    • 考察
      • アスピリンがどのように作用して癌の発生を防いだかは不明
      • 体内の特定の有害な化学物質や酵素を止めることができたからかもしれない
        • COX-2酵素(wiki)をブロックしたのかもしれない
      • アスピリンの毎日・隔日服用は副作用の問題があるので勧められない
      • アスピリンの効果が現れるまで5-10年かかる
    • 既知の事柄
      • アスピリンの服用が癌の発症や拡大のリスクを大幅にカットする
      • アスピリンの服用は一部の患者で、胃の出血や潰瘍を引き起こす
        • 隔日の低容量服用ならリスクは低い
という事らしい。

アスピリン(wiki)は胃が荒れるとよく言われます。
その為、低量であっても頻繁に服用するとメリットよりデメリットの方が大きくなる可能性があります。
現時点では、どちらの方が大きいかはわかっていません。

また、即効性が無いようですので試してみるにはリスクがあると思われます。
駄目だからやめるという判断ができない。

ところで、私が一番興味が引かれたのがこの研究に参加した女性が10年間もの間、アスピリンを服用し続けたということ。
しかも、胃腸が荒れるなど副作用を起こした人も少なくなかったのではないだろうか。

契約でそこら辺はしっかりと説明はしているとは思うが、軽く人体実験ぽい。

記事
Taking aspirin every other day ‘cuts cancer risk by more than 40%' MailOnline

参照ページ
More Evidence Shows That Daily Aspirin Might Combat Cancer Brigham and Women’s hospital

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