記事によると
- 海外の反応
- 海外からの安倍総裁についての問い合わせが増えている
- 総選挙の何日後に安倍氏は首相に就任するのか
- 新政権発足後の何日後に日銀法は改正されると思うか
- 安倍氏の経済ブレーンは誰なのか
- 海外でのポジションの見通しは円安方向
- 問題は既にいくらまで円安になるか
- 佐々木氏の見通し
- 中期的に円安方向に動くことはない
- 物価上昇率が2%まで上昇したら円安になる
- 国債市場では金利が上昇していないので市場は物価上昇しないと見ている
- 物価上昇率1%を目途にしていても日本の10年国債金利は0.7%台
- 長期金利は0.735% (11月21日現在)
- 日本がデフレを脱却するためには
- 金融緩和によって金融システムに溢れている資金を実体経済に流す
- 日銀は2011年以降の約2年間でバランスシートの規模を対GDP比で6%拡大
- 27%→33%
- FRBは17%→19% (2%拡大)
- 日銀のバランスシートは2013年には対GDP比で40%前後まで拡大する見込み
- FRBは20%強程度
- 財政政策
- 構造改革
- 規制緩和
- 税制改革
- 名目金利がゼロの状況下で、中央銀行がいくら国債を購入しても、実体経済には届かない
- 供給される資金は銀行システムの中に留まる
- 資金の流れ
- 日銀が民間金融機関から国債を購入
- 民間金融機関は国債を日銀に引き渡す
- 民間金融機関の当座預金に代金が日銀から振り込まれる
- 民間金融機関は
- 当座預金に振り込まれた資金をそのまま積んでおく
- 再び国債で運用する
- 銀行は多額の外債投資を行うことはない
- 負債のほとんどが元本保証の預金
- 為替リスクは取れない
- 円について
- 主要通貨の中で
(円、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、スウェーデン・クローナ、ノルウェー・クローネ、加ドル、豪ドル、ニュージーランド・ドル) - 2008年は最も強い通貨
- 2009年は最も弱い通貨
- 2010年は最も強い通貨
- 2011年は最も強い通貨
- 2012年は今のところ、最も弱い通貨
- 円高・円安になる仕組み
- 国内の金融市場の規模が大きく、資金調達も容易で、かつ個人や投資家が投資に向ける資金を大量に保有している
- 世界経済の状況が改善すると、円が投資先の通貨に対して売られ易くなる
- 日本人は250兆円の純資産を海外に保有している
- リスクを避けようという気持ちが高まると、資金が日本に戻ってきて、巨額の円買いが発生
- 自民党はきちんとデフレ脱却策を発表している
- 新しい成長戦略の立案・実施、金融緩和、規制改革、有効需要の創出など、あらゆる政策手段を導入して名目3%以上の経済成長を目指す
- 「中間とりまとめ(骨子)」 (11月16日発表)
- 法人税の引き下げ、外資誘致へ金融特区の創設など
- 政権公約
日本とアメリカのGDP比でバランスシートの拡大を示しても、日本とアメリカのGDPの差は約3倍ある。
グロスの数値が違いすぎるので、GDP比で見てもあまり意味が無い。
また、安倍氏は建設国債を日銀に買わせると言っている。
これは、市場からの資金調達のように銀行に資金が留まるのではなく、建設会社等にお金が流れる。
効果が無いという指摘は当てはまらない。
佐々木氏は、どうせ日銀に国債なんて買わせることなんて出来ないんだから、口先介入は必ず元に戻る。
だから、中期的には円高に戻るという理論のようです。
もしそうでないなら、JPモルガンの裏の意図があるのかもしれません。
としあえず、市場は日銀が国債を買い取るという前提で動いているようなので、自民党が政権を取ってどう動くかが楽しみです。
記事
コラム:円安誘う安倍発言の賞味期限と落とし穴=佐々木融氏 REUTERS
本日12/26現在、ドルは85円の半ばまで来ていますが、本当に中期的に円高に戻るのですか? 佐々木さんは他で、年末は79円を予測されていましたが、大丈夫ですか? 責任を持ったコメントをお願いします。
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