私なんかはIMFに出向している財務省の役人たちが自分達のキャリアアップの為にポストを確保したいからお金を出していると思っていた。
記事はまた別の見方。
記事によると
- 日本がIMFに600億ドル拠出すると表明
- 今回の資金増強で、目標の4,000億ドルを上回り、4,300見通し (まだ拠出額を明示していない国も含める)
- 日本は約14%出した事になる
- 「IMFの融資能力は現在1兆ドルを超える」 (ラガルドIMF専務理事)
- 「今回、率直に日本に対する評価があった。日本が600億ドル(の拠出)ということを先んじて言わなかったら今日の合意はなかった」 (安住財務相)
- 日本の意図
- 「日本政府としては為替面でのリスク回避のために、欧州問題の火消しに真剣とならざるを得ない。何としても欧州債務問題の不安を抑える必要がある」 (野村総研・金融ITイノベーション研究部長・井上哲也氏)
- 「為替も国内の株式市場も非常に米欧経済に影響を受ける反射的な市場というのが日本。欧州に安定してもらうことが日本の経済に直ちにはねかえる」 (安住財務相)
- 「金利動向次第では、日本が支援を受ける状況は否定できないが、その場合とてもIMF資金では対応できる規模でない。それでも貢献できる時には貢献しておくのは必要」(野村総研・井上氏)
- 「IMFに対しては金だけでなく人的貢献もしていくので、それに見合ったポストを与えてほしいと申し上げた」 (安住財務相)
やっぱりポストも融資の一因らしい。
財務大臣自ら言っちゃってるよ。
要するにEUで危機があるたびにパブロフの犬のように資金が日本に入ってきて円高になるのは勘弁して。
また、日本もIMFにお世話になるかもしれないので今のうちに恩を売っておくと。
そして財務省の役人用にポストも頂戴と。
いったところでしょうか。
ちなみにIMFに資金を拠出するのは、あげた訳でなくはあくまでお金を貸しているにすぎません。
記事
IMF資金増強に日本が積極関与、背景に円高回避も REUTERS
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