日本でも早く開発が始まって、原油価格やLNG価格を下げて欲しい。
記事によると
シェールガス採掘イメージ図 (日経新聞より) |
- シェールガス生産の3つの技術革新
- 「水平坑井」
- 従来は井戸を垂直や斜めに掘り進めていた
- 「水平坑井」はシェール層に沿って水平に掘り進める
- 水平に掘ればガスと接触する面積が増える
- 「水平坑井で1坑あたりの生産量を3~5倍に増やせるようになった」 ( JOGMECの伊原賢上席研究員)
- 「水圧破砕」
- 井戸に水を流し、水の圧力で地層にひび割れをつくる技術
- 横に伸ばした穴の周囲に亀裂を走らせ、枝分かれしたひび割れからガスが流れるようにする
- シェール層を貫く井戸の先端から順番に、圧力をかける管を後ろに引いていく「多段階水圧破砕」が一般化
- 「マイクロサイスミック」
- 地震波の観測技術
- 水圧で亀裂を広げる際に地中を伝わる地震波を参考に、掘削戦略を練る
- シェールガスの現状
- シェールガス層について
- 地下100~2600メートルにある頁岩の固い岩盤層にガスが溜まっている
- 埋蔵量
- 世界のシェールガス可採埋蔵量は6622兆立方フィート (米エネルギー省より)
天然ガスは6609兆立方フィート (英BP統計) - 「在来型天然ガスが豊富なロシアや中東にも豊富なシェールガスが眠っている」 (東京大 佐藤光三教授)
- 開発状況
- アメリカ
- 生産量
- 2000年 4,300億立方フィート
- 2005年 8,300億立方フィート
- 2010年49,900億立方フィート
- 南部テキサス州や北東部ペンシルベニア州の開発には丸紅や住友商事が参加
- カナダ
- ブリティッシュコロンビア州の北米最大級の開発計画に三菱商事が参加
- 欧州や中国でも地質調査が始まっている
- 環境への影響
- 水圧破砕に使う地層を溶かしたり井戸内の摩擦を減らしたりする薬剤が飲料水を汚染するという不安がある
(飲料用の地下水は浅い地層を流れ、環境への影響はないとの見方もある)
アメリカでシェールガスの開発が10年で10倍以上になっている。
日本ではやっと調査の為の試掘が始まったところ。
日本の場合は海底にある為、採掘は難しいと思うけど予算をつけたり、法律の整備を行う必要がある。
漁業関係者が一番反対しそうだけど、協議なんかしていると時間ばかりとられるので、法律でしのいで早く生産を開始して欲しい。
記事
シェールガス、コスト低下生んだ3つの革新+ 日経新聞
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