ドイツ主導の財政同盟
- すべてのユーロ加盟国の税制や歳出の決定を中央で管理する
- 引き換えにドイツは
- 弱い加盟国の救済を支援
- ECBによるユーロ増刷を許可
WSJの見方は
- 長期的には機能しないし、中期的にも無理
- 欧州北部と欧州南部のあいだの競争力格差という根本的な問題にまったく対処していないので
- 周辺国に苛酷な緊縮政策を強いる
- そうした国々の経済成長は半永久的に止まる
- イタリアは、GDP成長率ゼロがあと20年続く
- イタリアは、大衆暴動にもつながる可能性がある
- 今から2015年まで、といった短期ならば機能するかもしれない
トレンドが4つある
- 市場の反騰を見逃すな(短期的に)
- クリスマスまで大丈夫そうならセンチメントは改善されるだろう
- 独DAX指数に投資する
- ドイツの大手輸出企業はユーロ圏で唯一本当の勝ち組
- ドイツの貿易黒字が、GDP比8%以上となっている
- 周辺国の銀行株を買う
- ギリシャ、イタリア、スペインの銀行は売り込まれている
- 財政同盟下では、こうした銀行が回復し始める
- こうした国々の実質的な金利はかなり高くなる
- こうした銀行はECBから低金利の融資を受ける
- 金利差が大きく拡大することで銀行の収益は回復
- すべての南欧市場でショートする
- 南欧諸国は相当苛酷な緊縮策を課せられる
- 企業にとっては環境がかなり厳しくなり、株価も低迷する
記事を読むと為替の弾力性を放棄した南欧諸国は相当厳しいが、ドイツは輸出主導でこの世の春を迎える。
でも、中期的に見てうまくいくはずが無く、その後はEUは相当荒れる。
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