スパコンについて。
単純計算をひたすら繰り返すタイプの「京」。
一方、自然言語の解析・理解を目指す「Watson」。(ちなみに日本人2人がPJに参加)
将棋や囲碁のプログラムとは根本的に違います。
音声認識はどうやらしていなさそうですが、
- 冗談や冗長な情報から問題を抽出し、
- 断片的な情報からヒントを得て
- 短時間で問題の答えを導く
という流れで処理を行っていそうです。
ちなみに問題はこんな感じ。
「この都市の最大の空港は、第二次世界大戦の英雄にちなんだ名前がついている。2番目に大きな空港は、第二次世界大戦の作戦にちなんだ名前がつけられている。この都市は?」
答え.シカゴ(Watsonはトロントと間違った答えを出しました)
Watsonの応用例として、
- より迅速で正確な医療診断支援
- 潜在的な薬物間相互作用の検査
- 弁護士や裁判官による過去の判例の参照
- 金融分野の仮説シナリオと法令順守
などが考えられているそうです。
曖昧な人間との会話に的確な答えを導く仕事に将来は役立ちそうです。
手塚治氏のアトムの脳に近いのは「京」ではなく「Watson」なのは明らか。
アトムは日本からではなく、米国から生まれる可能性が高いのでは。
以下、ITmediaニュース
IBMのコンピュータ「Watson」、テレビでクイズ王と対決
コンピュータ対人間のクイズ対決、1回戦は同点
IBMのコンピュータ対クイズ王 2回戦はコンピュータの勝利
IBMのスーパーコンピュータ「Watson」、クイズ対決で人間に勝利
keyword:システム、Watson、アトム
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